...助倍(すけべい)つたらしい」と厭やさうな顏をして言つた...
高濱虚子 「俳諧師」
...またイチャつきたいのでしょう? ほんとに助平(すけべい)そうなツラをしている...
太宰治 「グッド・バイ」
...その日時計(ひどけい)の淫亂(すけべい)な手(て)が午過(ひるすぎ)の標(しるし)に達(とゞ)いてゐるわさ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...助平(すけべい)のつもりでかいていなさるんじゃない...
中里介山 「大菩薩峠」
...清月ですっかりあの助平(すけべい)のお代官に口説かれちゃった」「…………」「わたしを呼んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...助手(すけべい)で強情で」「臺無しぢやないか」「姪のお國は浮氣で鐵火で」「敬吉との仲は?」「お國の阿魔は人形喰ひだから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...蔭で助兵衛爺(すけべえじい)さんと呼んでいた...
森鴎外 「心中」
...みつめること以上にすけべえなのだ...
山本周五郎 「青べか物語」
...「あんなのぺっとした顔をしてえてすけべえなことったら...
山本周五郎 「青べか物語」
...「あの小僧は小(ちっ)ちゃくて容姿(ようす)が美(い)いので毛唐の変態好色(すけべえ)連中が非常に好(す)くんだそうです...
夢野久作 「難船小僧」
...割り前は遣らねえから」「ブルブル御免だ御免だ」「ハハハ見やがれ……すけべえ野郎……」そんな事を云い合っているうちに一人がマッチを擦(す)って葉巻に火を点(つ)けたようなの...
夢野久作 「支那米の袋」
...あの好色(すけべえ)野郎が...
夢野久作 「支那米の袋」
...この家(うち)の料理番(コック)で好色漢(すけべえ)の支那人が...
夢野久作 「暗黒公使」
...誰か希望者は居ないか」「カルロ・ナイン嬢なら只でも探しに行かあ」「初めやがった好色漢(すけべえ)野郎!」「いや真剣に……」「なお悪いや」「一体ジョージの野郎は何だって曲馬団を飛び出したんだろう」「さあ……そいつはわからねえ」「なあに...
夢野久作 「暗黒公使」
...好色漢(すけべえ)だってえから……」「誰が?」「兄貴がそう云ったよ...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...好色漢(すけべえ)らしいところは微塵(みじん)もなく...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...「……何ですか貴方は……芸妓(げいしゃ)なんぞドウでもいいたあ何です」「……バカア……好色漢(すけべえ)……そんな事を云うたて雛妓(おしゃく)は惚れんぞ……」「……惚れようが惚れまいがこっちの勝手だ...
夢野久作 「爆弾太平記」
...好色漢(すけべえ)がドウしたんだ……手前(てめえ)等あ役人の癖に……」と云いさしたので吾輩は……ハッ……としたが間に合わなかった...
夢野久作 「爆弾太平記」
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