...御覧(ごらん)のとおり私(わたくし)などは別(べつ)にこれと申(もう)してすぐれた器量(きりょう)の女性(おんな)でもなく...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...また蒲田の島津保次郎氏にしろトーキー監督としてすぐれた人でないといえないと思う...
伊丹万作 「雑文的雑文」
...自然に對し人間に對してすぐれた鋭い感覺と感激を持つたものが...
竹久夢二 「砂がき」
...変つたすぐれた作家が出さうなものだと期待されてゐた...
田山録弥 「明治文学の概観」
...人間の智能にとりましては更にすぐれた根據を發見し得るいかなる道も開かれてゐないやうな性質のものであるといふことを...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...すぐれた理論を立てているのは...
寺田寅彦 「科学者と芸術家」
...あらゆる利害問題のみならずおのれの生命よりもさらにすぐれた現実に対するように...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...更にすぐれた所がある...
豊島与志雄 「北支点描」
...そのために剛子のすぐれた性質をだめにしてしまいませぬかと...
久生十蘭 「キャラコさん」
...音楽にすぐれた才能をもち...
久生十蘭 「キャラコさん」
...わしは彼女のようなすぐれた趣味を持った姫の気に入りそうなものを...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...プラトンの対話篇アポロギアよりもすぐれたソクラテスの伝記はあるであらうか...
三木清 「日記と自叙伝」
...少しでもすぐれたものがあるとしたら...
三好十郎 「歩くこと」
...お心の中ではすぐれた高貴の身に生まれて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...すぐれた聡明(そうめい)な人らしいですね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...他人がすぐれたふうに娘をかしずく様子を見ると...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ここのすぐれた女房を恋の対象にしてよく来るようになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...実際すぐれた琴の音は月や星の座を変えさせることもあったし...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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