...もし僕がこの小さな記録を公にしなかったならばだれもこのすぐれた魂の悩みを知るものはないだろう...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...工業者はすぐれた製品の製作に...
石原莞爾 「最終戦争論」
...そのすぐれた団体のみが勝って生き残り...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...決してすぐれたものとはいへなかつた...
田山録弥 「三月の創作」
...男體の頂上よりもぐつとすぐれた眺望を持つてゐる...
田山花袋 「日光」
...ほんとうにすぐれた理論物理学者の論文の中には...
寺田寅彦 「備忘録」
...すぐれた芸術の中に含まれている...
豊島与志雄 「猫性」
...私よりずっとすぐれた人で身を置く屋根も持たない者がたくさんあるんだからね...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...こんなすぐれた人間が最終の目的に到達した...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...日本にはまだ探偵小説のすぐれた作家が出ないためである...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
...西の町の庭はことさらにすぐれた色を見せているのを...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それでは今までに持っていたすぐれたよさが消えてしまうことにならないかとも不安に思われると...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...並み並みの情人としてはだれも思われないすぐれた女性なのであろうと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それが当代の最もすぐれた詩人たちの間に一人の異端者*の名を載せているからといって非難するのを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼は事務にもすぐれた能力を持っているし...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...個としては、すぐれた聽覺も、天性の美音も持つてゐるはずの河鹿だが、池へ入ると、みな一つ蛙に化けてしまふ...
吉川英治 「折々の記」
...膂力(りょりょく)のすぐれた二人の乾分がいて...
吉川英治 「剣難女難」
...すぐれた造化の花だ...
吉川英治 「新書太閤記」
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