...心の中まで見ぬきそうなすきのない目などがありました...
ストリンドベルヒ August Strindberg 有島武郎訳 「真夏の夢」
...ミドリちゃんもそういうたんていみたいなことがすきなのです...
江戸川乱歩 「赤いカブトムシ」
...片側の大名邸の高い土堤の上に茂り重なる萩(はぎ)青芒(あおすすき)の上から...
寺田寅彦 「やもり物語」
...すきを持出して来て...
豊島与志雄 「ふしぎな池」
...梳手(すきて)が来ないので...
夏目漱石 「永日小品」
...一分(いちぶ)の隙(すき)もなく連続しているとのみ信じていた...
夏目漱石 「思い出す事など」
...ちょうちょうは花のにおいがとてもすきでしたので...
新美南吉 「木の祭り」
...ふとんとシーツとのあいだのすきまからささやくのだった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...古きフロック・コートに赤白青の村長綬章を襷掛(たすきが)けにした村長が...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...今日はダンスチームのすきやき会を宿でやる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...いよいよサンドリヨンがすきになって...
ペロー Perrault 楠山正雄訳 「灰だらけ姫」
...隙(すき)を窺ひ寄るやうに...
水野仙子 「散歩」
...勝手氣儘に好嫌(すききらひ)から出立する鼓吹と罵倒をちやんぽんに出して憚らない先生が...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...稲ちゃんも私も女びいきのくせに男の児の方がすきで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...近世は白い菅笠(すげがさ)に紅(あか)い襷(たすき)をかけ...
柳田国男 「木綿以前の事」
...間(ま)がな隙(すき)がな...
吉川英治 「平の将門」
...わたしは隙(すき)をねらっている...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...すき間(ま)のようなところから覗(のぞ)かうとしましたが...
和田萬吉 「竹取物語」
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