...何もかも一度に二人に言いきってしまった時に感じるだろう心のすがすがしさと...
有島武郎 「星座」
...竹によく似た魂のすがすがしさと潔癖とを持っている画人だった...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...その気分のすがすがしさ...
太宰治 「家庭の幸福」
...しかしあのように力強くなく寧ろ諦めきったすがすがしさで...
立原道造 「夏秋表」
......
種田山頭火 「行乞記」
...すがすがしさをともなった暑さにつつまれて...
壺井栄 「二十四の瞳」
...すがすがしさだった...
野村胡堂 「胡堂百話」
...端居に朝のすがすがしさを楽しむ平次は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今ではいくら降つてもいゝやうなすがすがしさです...
林芙美子 「大島行」
...嘔吐をしたあとのすがすがしさである...
林芙美子 「瀑布」
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原民喜 「かげろふ断章」
...麥藁帽子なんぞ勝手にしやがれ! すつかり仕事をすませてしまつた跡の氣持の何といふすがすがしさ...
堀辰雄 「エトランジェ」
...おかげで空も秋晴れのすがすがしさ――おめでたいことでございます」「おめでたいことでございます」おうむ返しにそう云って阿賀妻はそこの切株に腰をおろしてしまった...
本庄陸男 「石狩川」
...朝のすがすがしさでもあり――」笑いながら彼は阿賀妻の顔を見つめた...
本庄陸男 「石狩川」
...そのすがすがしさが十分の一でもあるだろうか...
宮本百合子 「餌」
...あれはうたの心の天真さやまじりけのないつよい歓びの情などから朝の光のすがすがしさとも実によく似合います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それでもすがすがしさがあります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...なんともいわれないすがすがしさ...
吉川英治 「神州天馬侠」
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