...素寒貧(すかんぴん)の僕じゃ仕方ないが...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...イワン君のようなすかんぴんにとって...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ところがドミトリイ・フョードロヴィッチが素寒貧(すかんぴん)でありながら...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...素寒貧(すかんぴん)の書生は十年ならずして谷文晁(たにぶんちょう)が写山楼(しゃざんろう)もよろしくという邸宅の主人になりました...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...川名のもんたちや何もなしのすかんぴんになつてをるだ...
新美南吉 「鳥右ヱ門諸国をめぐる」
...深沢深は名代の素寒貧(すかんぴん)で...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...娘には婿をもろうて店を継がせようとしたが「お前見たいな素寒貧(すかんぴん)について」駆け落ちしてしもうた...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...自分自身がすかんぴんの若者だということはわかっているさ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...ババがわしとこへ来たときはすかんぴんで...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...すかんぴんになるんだぞ」「もち...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...私はルンペン同様な素寒貧(すかんぴん)であれば...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...新聞屋は素寒貧(すかんぴん)...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...極(ごく)の素寒貧(すかんぴん)であッた...
山田美妙 「武蔵野」
...曹操という素寒貧(すかんぴん)の一青年は...
吉川英治 「三国志」
...素寒貧(すかんぴん)じゃねえんだぜ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...だから素寒貧(すかんぴん)でいながらも...
吉川英治 「親鸞の水脈」
...居候をしている素寒貧(すかんぴん)の若公卿(わかくげ)には...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...素寒貧(すかんぴん)の父へ嫁いできた事情には...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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