...目を相手の上にすえると...
芥川龍之介 「偸盗」
...すがすがしい空気がすえるんだ...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「旅の仲間」
...これはどうです」蜂矢探偵は、いよいよ検事のほうへ向きなおって、検事の答えはどうかと、目をすえる...
海野十三 「金属人間」
...香炉や花瓶(かびん)を床の間にすえるにも...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...どこにわたしが腰をすえるにしてもそこでわたしは住むことができ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...上海にもコウモリが……? 見すえると...
高見順 「いやな感じ」
...いったん何かを見すえるともう大丈夫です...
モーリス・ルヴェル 田中早苗訳 「或る精神異常者」
...クリストフがおのれの芸術の槓桿(こうかん)をすえるべき支点を見出し得るのは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「お味噌の灸をすえると...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...おいしい空気がすえるように...
ライマン・フランク・ボーム Lyman Frank Baum 大久保ゆう訳 「サンタクロースがさらわれちゃった!」
...こらしめのためにお灸をすえると言う意味に...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...……じっと見すえる眼はさすが口惜しそうなものをキラとこぼしかけていた...
吉川英治 「私本太平記」
...燃えるような紅葉の根もとに尊氏は腰をすえる...
吉川英治 「私本太平記」
...腹をすえる時だと思った...
吉川英治 「私本太平記」
...将の床几をすえる場所というものは...
吉川英治 「新書太閤記」
...こんな安茶店の床几(しょうぎ)へなど滅多にお腰をすえる旦那ではなかったもの...
吉川英治 「新・水滸伝」
...あわてて洗足水(すすぎ)だらいをそこへすえると...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「どッこいしょ――」と腰をすえる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索