...戸部の気むずかしやの腹がすいたんだから...
有島武郎 「ドモ又の死」
...十二人の腹のすいた人々にでも充分である位の...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...おなかもすいたろう...
海野十三 「火星探険」
...会わせてやるからおとなしくするんだ」警察署長は見えすいた猫撫(ねこな)で声をしながら...
江戸川乱歩 「鬼」
...何か食べなければお腹(なか)がすいたでせう?――だつてお夕飯が來ても一口も食べなかつたと言ふぢやないの?――あそこにミルクが買つて來てあるやうだから...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...私お腹(なか)がすいたんですの...
徳田秋声 「縮図」
...ここに水沢(すいたく)の気があれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...技巧的には衰頽(すいたい)を見せないまでも...
野村胡堂 「楽聖物語」
...だいこんの自尊心はお腹がすいたなんて弱音をあげないが...
久生十蘭 「だいこん」
...ああ腹がすいた」扉を開けて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...おなかがすいたらお鮓でも食べといき...
正岡子規 「初夢」
...第一長者は最も財宝に富めばすいた珠を奉り得べく...
南方熊楠 「十二支考」
...そういう浅猿(あさま)しい見えすいた寂しい心を自分で叱り飛ばした...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...すいたおなかをふさぎました...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...後年この祭式が衰頽(すいたい)して...
柳田国男 「海上の道」
...吹田(すいた)の駅が...
吉川英治 「随筆 新平家」
...すこしすいたと思ったらまた参詣人が混(こ)んで来たよ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...なんだか胸がすいた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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