...お姫さまは、石の像のように、じっとしたまま、ひとことも口をきくことができません...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「旅の仲間」
...じっとしたまま何もいいません...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...しかし、列をはなれた十二号のカブトムシは、じっとしたまま、身動きもしません...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...じっとしたまま動きません...
鈴木三重吉 「やどなし犬」
...黙ってじっとしたまま...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...そうしていつまでもじっとしたままで小半日ぐらいのあいだ坊主頭を日に照らしていた...
寺田寅彦 「ステッキ」
...しかし蜥蜴はほとんど何事も起らなかったかのように、じっとしたまま、身じろき一つしなかった...
寺田寅彦 「蜂が団子をこしらえる話」
...」狂人はじっとしたまま低い声で言った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...じっとしたまま坐っていた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...じっとしたまま しっかり 聞き耳を 立てます...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう やく 「きつねめさんのはなし」
...重吉はじっとしたまま...
山本周五郎 「ちゃん」
...参木はしばらくじっとしたまま...
横光利一 「上海」
...彼はまたじっとしたまま...
横光利一 「上海」
...二人はどちらも眼を脱さず、じっとしたまま、笑いもしなければ口も動かそうとしなかった...
横光利一 「旅愁」
...――官兵衛はじっとしたまま眸を離たず待っていた...
吉川英治 「黒田如水」
...こうじっとしたままでいるのは...
吉川英治 「三国志」
...誰であろう」「いつもじっとしたままで...
吉川英治 「新書太閤記」
...岩壁の窪(くぼ)みへじっとしたまま...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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