...食べながらお話しましょう祖父(じじい)はあの本のために何もよい事は来なかったようです家のなかは...
ウイリヤム・バトラ・イエーツ 松村みね子訳 「心のゆくところ(一幕)」
...夜興引(よこひき)の爺(じじい)が穴一のばら銭(ぜに)を探すようだ...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...この大爺(おおじじい)が殿(しっぱらい)で...
泉鏡花 「瓜の涙」
...「ここのうちの庭番のじじいですよ...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...北海道の山中に牛馬を飼って居る関と云う爺(じじい)と名のる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...「気をつけろよ、爺(じじい)め、空想に気をつけることだぜ、おれにだってやっぱり空想があるんだからな! おまえさんなんざ、おれのほうからのろってやら、もうとんと縁切りだ……」そして彼は部屋を駆け出して行った...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...あの爺(じじい)の畜生め……...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「実際これは爺(じじい)が長州征伐の時に用いたのです」と寒月君は真面目である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...とうとうあのおしゃべり爺(じじい)も...
新渡戸稲造 「自警録」
...使い屋の老物(じじい)まで...
広津柳浪 「今戸心中」
...頭の禿(はげ)た老爺(じじい)も乗て居る...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...じじいめ! 若し...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...じじいの人別(にんべつ)までは知らねえ」「なにが手品だ...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...お豊は信用せず「あんなじじいの囲い者になんかなるもんか」とはねつけていた...
山本周五郎 「花も刀も」
...祖父(じじい)の代から伝わった田地田畠(でんちでんぱた)を初め銀行の貯金...
夢野久作 「鉄鎚」
...日本文字に精通しているというだけの爺(じじい)としか見えませんから...
夢野久作 「人間レコード」
...あの爺(じじい)のイビキの声が聞こえます...
夢野久作 「人間レコード」
...家の留守番をしている村の老いぼれ爺(じじい)のようなものである...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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