...第一の疑問と同じく...
芥川龍之介 「二つの手紙」
...」じくさいさんは...
五十公野清一 「一休さん」
...何かの時に清浦伯と席を同じくして...
小穴隆一 「二つの繪」
...寒泉も栗山と同じく儒官にして...
大町桂月 「豐島ヶ岡」
...たとえば同じく犬というても一匹一匹にかならず違うものであるに...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...同じく、物理学乃至化学自身の内に於ては電子概念は性格的でない...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...之は誠実や注意や心掛けなどと同じく...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...同じく對等の詞を使つてある...
内藤湖南 「聖徳太子」
...玉の井稲荷と同じく他所(よそ)から移されたものかも知れない...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...それは同じく胡笳の歌をえらぶよりは...
中里介山 「大菩薩峠」
...同じく白縮緬(しろちりめん)の周囲(まわり)に畳み込む...
夏目漱石 「虞美人草」
...母子睦(むつま)じく暮して兄弟喧嘩など唯(ただ)の一度もしたことがない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...この不断の努力は、同じく不断に、社会の下層階級を困窮に陥らしめ、その境遇の何らかの永久的大改善を妨げる傾向があるのである(訳註)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...因果的な見方に於ては原因と結果とは同じく存在の秩序にあると考へられてゐる...
三木清 「歴史哲學」
...ちかごろの郊外の夜道が物騒なことをつとめ人の兄が同じく働きに出ている妹の身の上を案じる形で描いたもので...
三好十郎 「恐怖の季節」
...世人も生徒と同じく...
柳田国男 「故郷七十年」
...真偽とかくの論はあるが自分の見るところによれば「高砂」と同じく必ずしも一定の場所の地名ではないかも知れぬ...
柳田國男 「地名の研究」
...同じく汽船を待つらしい人で眼の合ふごとにお辭儀をする一人の男が居る...
若山牧水 「熊野奈智山」
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