...彼女が万事を諒解し得るように...
ストックトン Francis Richard Stockton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...ドランはどうかすると大といふ言葉に値する境地に到達し得る途を歩いてゐる...
高村光太郎 「正と譎と」
...そういう実生活に根拠のない知識で実生活を支配し得るものと思うからであって...
津田左右吉 「陳言套語」
...今や吾々はこの一般関係を科学にまで押し及ぼし得るし...
戸坂潤 「科学論」
...併しながら色と拡りとが独立に存在し得るのではない...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...彼はおのれの戦いの味方を見出し得ることと思っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ただジャンナンを弁護し得る唯一の酌量すべき事情は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...唯(ただ)肉体的な我々の経験し意識し得る...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...居住し得る地球の四分の三は現在耕作されていない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...明かに確証し得るならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...アヴェナリウスと絵画上の印象主義との間にそのような類似を見出し得ると信ずる...
三木清 「科学批判の課題」
...かかる全體は具體的普遍の概念によつて論理的に闡明し得るとせられる...
三木清 「歴史哲學」
...大学を開放し得るであろうか...
宮本百合子 「女の手帖」
...第二は假名遣は發音的に改めると云ふことを爲し得るものである...
森鴎外 「假名遣意見」
...大いに活躍し得る余地もまたあるのである...
柳田國男 「垣内の話」
...水攻めの成功を確信し得る素因(そいん)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...それが生産物のより大なる年々の分量を取得し得るならば...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...それがもし諸本を対校し得るような学問的な世界でのことでなければ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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