...始めて認識が成立し始める...
寺田寅彦 「文学の中の科学的要素」
...かくて論争は絶望的に旋回し始めるであろう...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...即ち物そのものを認識し始める...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...やがて社会の意識的に敏感な層を支配し始めるものなのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...この趣味が彼等の社会生活を隈なく支配し始めると...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...今になってからこの膨大な数の図書を整理し始めるのだとすると...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...軈て皆それぞれ盤に向かひ合つて将棋を差し始める」「初めのうちは...
外村繁 「将棋の話」
...心臓はふたたび鼓動し始める...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そこでしばらく徊(ていかい)し始める事がある...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...晴々しい彼らの様子と自分の内面生活とを対照し始めるようになった...
夏目漱石 「道草」
...かう話し始めるのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...全ての事物が存在し始める際に...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...バイオリンを再び取って演奏し始めると...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...そしてこれは土壌の肥沃度が減退し始めるまで継続される...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...科学者は自己の研究の過程において自己の原理であるものについておのずから反省し始めるであろう...
三木清 「哲学入門」
...舞台は恋愛に破れたアルマンが出て来て賭けをし始めるころから少し面白くなって来た...
横光利一 「旅愁」
...その性能を働かし始める...
吉川英治 「大岡越前」
...表情を抜き去ってあるはずの能面が実に豊富きわまりのない表情を示し始めるのである...
和辻哲郎 「面とペルソナ」
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