例文・使い方一覧でみる「しんしんと」の意味


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...しんしんと底も知らず澄み透(とお)った心がただ一つぎりぎりと死のほうに働いて行った...   しんしんと底も知らず澄み透った心がただ一つぎりぎりと死のほうに働いて行ったの読み方
有島武郎 「或る女」

...頭の中がしんしんと冴(さ)えるようになって行ったと思うと...   頭の中がしんしんと冴えるようになって行ったと思うとの読み方
有島武郎 「或る女」

...しんしんとして物一つ動かぬ静かさは膚(はだ)にしみわたりて単衣(ひとえ)に寒さを覚えたり...   しんしんとして物一つ動かぬ静かさは膚にしみわたりて単衣に寒さを覚えたりの読み方
伊藤左千夫 「滝見の旅」

...身体がしんしんと冷えてくる...   身体がしんしんと冷えてくるの読み方
豊島与志雄 「オランウータン」

...またしんしんと静まってしまう...   またしんしんと静まってしまうの読み方
豊島与志雄 「霧の中」

...なにかしんしんと考え耽ってるようでもあり...   なにかしんしんと考え耽ってるようでもありの読み方
豊島与志雄 「水甕」

...しんしんとした感じで...   しんしんとした感じでの読み方
豊島与志雄 「落雷のあと」

...森はしんしんとしずまりかえっておりおり杉の枯葉がこそりと落ちるばかり...   森はしんしんとしずまりかえっておりおり杉の枯葉がこそりと落ちるばかりの読み方
中勘助 「島守」

...やはり翌朝は、西風に乗った雪が霧藻をなびかせて降りしきり、しんしんと寒い...   やはり翌朝は、西風に乗った雪が霧藻をなびかせて降りしきり、しんしんと寒いの読み方
中村清太郎 「ある偃松の独白」

...雪はしんしんと降っている...   雪はしんしんと降っているの読み方
中谷宇吉郎 「大雪山二題」

...しんしんとして、木蓮(もくれん)は幾朶(いくだ)の雲華(うんげ)を空裏(くうり)に(ささ)げている...   しんしんとして、木蓮は幾朶の雲華を空裏にげているの読み方
夏目漱石 「草枕」

...それはあたりの靜かな空氣の中にしんしんと沁み渡つた...   それはあたりの靜かな空氣の中にしんしんと沁み渡つたの読み方
「修道院の秋」

...濱邊若ければその瞳(ひとみ)も悲しげにひとりはなれて砂丘を降りてゆく傾斜をすべるわが足の指にくづれし砂はしんしんと落ちきたる...   濱邊若ければその瞳も悲しげにひとりはなれて砂丘を降りてゆく傾斜をすべるわが足の指にくづれし砂はしんしんと落ちきたるの読み方
萩原朔太郎 「純情小曲集」

...しんしんと小屋の中が冷えてくると...   しんしんと小屋の中が冷えてくるとの読み方
久生十蘭 「キャラコさん」

...その明るい光りはしんしんと音立てながら降っている...   その明るい光りはしんしんと音立てながら降っているの読み方
本庄陸男 「石狩川」

...芹をつむ芹の沼べり今日もまためだかが浮いた肩あげの肩が細いとあの人はやさしく言つた名も知らぬ小鳥が鳴いた讃岐の山雲が通つたあの人は麦笛ふいた泪ぐみ昼月(つき)みて聴いた肩あげの肩も抱かずにあの人は黙つて去(い)つた芹かごの芹のかほりがしんしんと胸に沈んだ...   芹をつむ芹の沼べり今日もまためだかが浮いた肩あげの肩が細いとあの人はやさしく言つた名も知らぬ小鳥が鳴いた讃岐の山雲が通つたあの人は麦笛ふいた泪ぐみ昼月みて聴いた肩あげの肩も抱かずにあの人は黙つて去つた芹かごの芹のかほりがしんしんと胸に沈んだの読み方
森川義信 「あの人」

...頭の鉢をしんしんと締めつけられるように呻(うめ)いて...   頭の鉢をしんしんと締めつけられるように呻いての読み方
吉川英治 「鳴門秘帖」

...しんしんと田舎にまで聞えてきた」「念仏...   しんしんと田舎にまで聞えてきた」「念仏の読み方
吉川英治 「源頼朝」

「しんしんと」の書き方・書き順

いろんなフォントで「しんしんと」


ランダム例文:
子貢   御苦労様   乗艦  

チーズローリングと世界一硬いチーズ

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