例文・使い方一覧でみる「しんしゃく」の意味

...また宮廷生活の要求する言葉遣（づかい）のあることを斟酌（しんしゃく）しないからである... また宮廷生活の要求する言葉遣のあることを斟酌しないからであるの読み方
上田敏「『新訳源氏物語』初版の序」

...その民情を尋酌（しんしゃく）し... その民情を尋酌しの読み方
徳富蘇峰「吉田松陰」

...その辺は御斟酌（ごしんしゃく）の上御聞を願います... その辺は御斟酌の上御聞を願いますの読み方
夏目漱石「創作家の態度」

...個人の自由と情実を毫（ごう）も斟酌（しんしゃく）してくれない器械の様な社会があった... 個人の自由と情実を毫も斟酌してくれない器械の様な社会があったの読み方
夏目漱石「それから」

...その品性（ひんせい）を斟酌（しんしゃく）して招待するからして... その品性を斟酌して招待するからしての読み方
新渡戸稲造「自警録」

...バグリオーニの意見を大いに斟酌（しんしゃく）したであろう... バグリオーニの意見を大いに斟酌したであろうの読み方
ホーソーン　Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳「世界怪談名作集」

...そこはお互ひに斟酌（しんしゃく）した処で先づわれらが叱られた位で適度の処ならんか... そこはお互ひに斟酌した処で先づわれらが叱られた位で適度の処ならんかの読み方
正岡子規「従軍紀事」

...その他人を何の斟酌（しんしゃく）なく搏（う）ち襲う虎をコンベオと名づけ人また何の遠慮なくこれを撃ち殺す... その他人を何の斟酌なく搏ち襲う虎をコンベオと名づけ人また何の遠慮なくこれを撃ち殺すの読み方
南方熊楠「十二支考」

...恋人の冷淡に思われることも地理的に斟酌（しんしゃく）をしなければならないと... 恋人の冷淡に思われることも地理的に斟酌をしなければならないとの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...少しは斟酌（しんしゃく）していただかないでは」と言う... 少しは斟酌していただかないでは」と言うの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...きさまたちのしんしゃくも受けぬ... きさまたちのしんしゃくも受けぬの読み方
山本周五郎「山彦乙女」

...お申し入れに伏しましょう」「その辺の斟酌（しんしゃく）には... お申し入れに伏しましょう」「その辺の斟酌にはの読み方
吉川英治「黒田如水」

...斟酌（しんしゃく）損益し... 斟酌損益しの読み方
吉川英治「三国志」

...御斟酌（ごしんしゃく）には及ばぬ... 御斟酌には及ばぬの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...乱心であろうとありがたい御斟酌（ごしんしゃく）... 乱心であろうとありがたい御斟酌の読み方
吉川英治「鳴門秘帖」

...「そんなご斟酌（しんしゃく）は要りません... 「そんなご斟酌は要りませんの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

...――巌流は藩の先輩にそう自分ですぐ斟酌（しんしゃく）したものか... ――巌流は藩の先輩にそう自分ですぐ斟酌したものかの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

...そんな斟酌（しんしゃく）はないことじゃ』『武士... そんな斟酌はないことじゃ』『武士の読み方
吉川英治「夕顔の門」

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