...あたりは森閑(しんかん)した...
泉鏡花 「遺稿」
...極めて森閑(しんかん)としていた...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...であるから医師(いし)を見(み)ることは神官(しんかん)の如(ごと)く...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...森閑(しんかん)として人の住んでいそうなけはいもない...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...全字宙がどんなに震撼(しんかん)するかということも...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...一間(いっけん)の唐紙(からかみ)は白地に秦漢瓦鐺(しんかんがとう)の譜を散らしに張って...
夏目漱石 「虞美人草」
...森閑(しんかん)とした部屋の外に...
林芙美子 「浮雲」
...初めの程は二人共妙(みょう)に森閑(しんかん)とした気持ちになって...
林芙美子 「魚の序文」
...しんかんとして誰もゐさうにない庭に...
原民喜 「かげろふ断章」
...耳を澄ますとあたりは森閑(しんかん)として物音一つない...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...そこいら中が森閑(しんかん)として息の通わない死の世界のように見えていた...
夢野久作 「斜坑」
...森閑(しんかん)とした病院じゅうに「ドターン」という反響を作りながら………………...
夢野久作 「一足お先に」
...天地は震撼(しんかん)した...
吉川英治 「三国志」
...――その神官(しんかん)の眼が...
吉川英治 「神州天馬侠」
...神官(しんかん)の菊村宮内(きくむらくない)は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...二十一日目に神官(しんかん)がきてみて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...越前から加賀まで震撼(しんかん)させてきた猛将だろうかと思うのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...家の中は森閑(しんかん)と涼やかだった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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