...店に来た人をもてなすしるしになっている...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...これが今云つたしるしで...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...天つ瑞(しるし)三九を獻りて仕へまつりき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...されど一奇談(いつきだん)を聞たるゆゑこゝにしるして暖国(だんこく)の話柄(はなしのたね)とす...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...ちょう役(えき)あがりの印(しるし)に...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...岩疊な顏に優しく溢れる血汐の喜びどこにも不健康のしるしは見られ無い力を出しすぎる位いくらでも笑ひつゞけてゐる小供と母の顏樂々とした笑ひの中に肉が躍り神々の喜びがゆらぐ肉體を精神が活氣づける...
千家元麿 「自分は見た」
...それはひとりは印半纏(しるしばんてん)を着た料理番のような壮(わか)い男で...
田中貢太郎 「料理番と婢の姿」
...そしてそこに例の不運の一つの兆(しるし)を見てとったのである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...みなしるしばかりの一寸した品だったが...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...政府の方でその間を利用して兵力を集めてるしるしだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...八人が皆背に小太夫のしるしをした小判形を垂れて居る...
長塚節 「菜の花」
...どこへ行ってもこの町にこびりついている死の印(しるし)...
堀辰雄 「聖家族」
...それは少しもこまやかな愛情のしるしではない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...しるしを残して行く者は彼らであった...
柳田国男 「山の人生」
...御霊現(みしるし)をうけたかや」「いいえ...
吉川英治 「剣の四君子」
...何の兆(しるし)だろう」玄徳がいぶかると...
吉川英治 「三国志」
...内匠頭様のお墓標(しるし)を彫っているってえと...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...嬰児(あかご)の拳(こぶし)大もある喉(のんど)の男性(おとこ)の甲状腺(しるし)――それだけは母のものではない...
吉川英治 「親鸞」
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