...おしるしに頂戴してくれるようにと申すんで...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...銘文(しるしぶみ)アンリ・ドゥ・レニエ夕まぐれ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...敵機の進路を赤鉛筆でしるしていった...
海野十三 「空襲下の日本」
...この壁の上にしるし出された人型(ひとがた)の上に重ねてみますと...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...ついでにしるしておく...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...病中一方ならぬ世話に預かったお礼のしるしという意を述べて...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...そうじゃなくて?ワーニャ めでたく仲直りのしるしに...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...母親のもとへとお歳暮(せいぼ)のしるしにお弟子(でし)が持つて来る砂糖袋(さたうぶくろ)や鰹節(かつぶし)なぞがそろ/\床(とこ)の間(ま)へ並(なら)び出した...
永井荷風 「すみだ川」
...この定(ますさだ)の印(しるし)で判るだらう」「――」八五郎もさう言はれると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大名や幕府役人の全部について巨細(こさい)にしるした四冊ないし五冊ものの『大成(たいせい)武鑑』だの『慶応(けいおう)武鑑』だのと銘うったもの...
服部之総 「武鑑譜」
...何気なくノートに書きしるしておいたものである...
原民喜 「永遠のみどり」
...賭けたしるしにノートへ N-500 と書きつけた...
久生十蘭 「黒い手帳」
...殆んど認めたといふしるしもなく行つてしまふのだつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...この時も品地別命が肥長比売の膚に雕(え)り付けた蛇の族霊の標(しるし)か何かを見て...
南方熊楠 「十二支考」
...神仏へのおん礼のしるしとして三年のあいだ...
室生犀星 「津の国人」
...そのしるしにはたいてい境の木...
柳田國男 「日本の伝説」
...父親へ供養のしるしとして置かれたものなんです」「と云うと...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...何としるしてある...
吉川英治 「源頼朝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??