...叔父や叔母達の散々に自分のことをいいののしる様子や...
伊藤野枝 「出奔」
...殊に作者の心から発しる一種の靭(しな)やかな身振(ジェスト)が...
上田敏 「『新訳源氏物語』初版の序」
...大阪の街に一歩を印(しる)した...
海野十三 「暗号数字」
...そこで台紙に記(しる)してある写真館に電話をかけて...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...五十二歳」としるしてあって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...かえって生命力衰退の徴候(しるし)として斥(しりぞ)けられた...
中島敦 「悟浄出世」
......
長塚節 「長塚節歌集 上」
...蛇足(だそく)かもしれぬが記(しる)しておく...
長谷川時雨 「平塚明子(らいてう)」
...何かの書類に記号(しるし)を入れていた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...あまり名誉なしるしではない...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...菊廼舎のしるこ屋で栗ぜんざいを食ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...しくしくと冷めたい酸(す)っぱい草の汁(しる)が虫歯の虚孔(うろ)に沁み入った...
水上滝太郎 「山の手の子」
...石(いし)の壁(かべ)に沿(そ)うて造(つく)り附(つ)けてある卓(つくゑ)の上(うへ)で大勢(おほぜい)の僧(そう)が飯(めし)や菜(さい)や汁(しる)を鍋釜(なべかま)から移(うつ)してゐるのが見(み)えて來(き)た...
森鴎外 「寒山拾得」
...鄭重にお客様を9150歓迎いたす徴(しるし)ではございますまいか...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...旅人としては見のがせない道しるべの石もあれば...
柳田国男 「年中行事覚書」
...これは疑いもない向う鉢巻を致しました証跡(しるし)で……つまり丁半や花札を引きまする場合には...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...宛名は封の下に認(しる)しておいたが...
吉川英治 「新書太閤記」
...わしの足跡が印(しる)してある...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??