...とにかく、中味が心中で、口絵の光氏とたそがれが目前(めさき)にある、ここへ亭主に出られては、しょげるより、悲(かなし)むより、周章(あわ)て狼狽(うろた)えずにいられまい...
泉鏡花 「薄紅梅」
...しょげることはないじゃないか...
海野十三 「一坪館」
...しょげるのである...
太宰治 「新樹の言葉」
...しょげるな、しょげるな...
太宰治 「新樹の言葉」
...そう言われると多少しょげる...
太宰治 「畜犬談」
...」勝治は、少ししょげる...
太宰治 「花火」
...映画師らは酋長に合わせる顔がないといってしょげる場面はどうも少し芝居じみる...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...或いは刀は良いけれども腕が怪しいと言われてしょげるもあり...
中里介山 「大菩薩峠」
...しょげるばかりで浮き立たない...
中里介山 「大菩薩峠」
...……ふふふ、まア、そうしょげるな...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...そんなにしょげるテはないでしょう...
久生十蘭 「金狼」
...藤山に食はれて皆しょげる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...大科学者のこの言葉によって一度は確にしょげるのだけれど...
宮本百合子 「科学の常識のため」
...私のぐるりについてジリとなさると、いつもそれが私に向って出るというのは何だか、しょげるわ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...相手がしょげると三次一寸可哀相だと思った...
山中貞雄 「恋と十手と巾着切」
...返辞をするのもいやになった」「そうしょげるのはまだ早い...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??