...しゃれたつもりなんだからな...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「眠りの精」
...しゃれた名だな」柄にもないと毒づきたそうな砂馬の顔だった...
高見順 「いやな感じ」
...アカトンボのようなしゃれた者もあって...
高村光太郎 「蝉の美と造型」
...どこか景色のいい土地にしゃれた家でも建て...
太宰治 「新釈諸国噺」
...しゃれた答えかたはしないで下さい...
太宰治 「新ハムレット」
...しゃれたシャンソンも知らないわけではないけれど...
久生十蘭 「あなたも私も」
...唐草模様(アラベスク)の透かしのあるしゃれた鉄の門に変っている...
久生十蘭 「あなたも私も」
...そういうお嬢さんたちに気にいるようなしゃれたことをいってみたいのである...
久生十蘭 「キャラコさん」
...ヴァジン・ウールのしゃれたスキー服を着た二十二...
久生十蘭 「ハムレット」
...しゃれた縁無(ふちなし)眼鏡をかけているのだけれども...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...しゃれた手袋で煙草をはさんでいる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...悧巧な小説、うまい小説、しゃれた小説...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...よく見ると深い花底の蕊の下にいかにもしゃれた赤っぽい縞が描かれていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しゃれた形をこしらえたものなどに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しゃれた石臼のような伽藍形があり...
室生犀星 「庭をつくる人」
...けっして都会のそれのようなしゃれた金網が張られているわけではない...
山川方夫 「その一年」
...ちょっとしゃれた店で...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...洋銀にしゃれた模様を彫ったコンパクト...
山本周五郎 「季節のない街」
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