...しゃれたもんだね...
梅崎春生 「狂い凧」
...自家用の馬からしゃれた半幌の馬車までそろい...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「可愛い女」
...彼がしゃれた恰好をして愉快そうに...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...少しくしゃれた言葉であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...後園に通じる木柵と冠木門(かぶきもん)もしゃれたものであり...
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」
...唐草模様(アラベスク)の透かしのあるしゃれた鉄の門に変っている...
久生十蘭 「あなたも私も」
...お久しゅう」パール・グレイのしゃれたアフタヌンを着て...
久生十蘭 「川波」
...これはあらゆる大都会に横行しているあのしゃれた掏摸(すり)の輩(やから)に属する連中だということが...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「群集の人」
...しゃれた服を粋に着こなし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...しゃれた東部クラブの会員から...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...紅毛人のことだからそんなしゃれたことは知らないが...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
...よく見ると深い花底の蕊の下にいかにもしゃれた赤っぽい縞が描かれていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...三条辺でしゃれた作りの家なのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しゃれた石臼のような伽藍形があり...
室生犀星 「庭をつくる人」
...浮彫ある石の洗濯盥(せんたくだらい))しゃれたものだね...
柳宗悦 「台湾の民藝について」
...洋銀にしゃれた模様を彫ったコンパクト...
山本周五郎 「季節のない街」
...しゃれたまねを」と...
山本周五郎 「花も刀も」
...「しゃれたまねをおしでない...
吉川英治 「江戸三国志」
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