...しゃれた小物で、詳しく見ようと私が手を伸ばすと――ものすごい叫び声が上がった――外の通りにまで聞こえそうなわめき声だ...
東健而訳 大久保ゆう改訳 「瀕死の探偵」
...なかなかしゃれたというか...
高見順 「いやな感じ」
...都のしゃれた風俗を見せ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...しゃれたものを着なければならぬのです...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「無駄骨」
...つい今(いま)がた死(し)なっしゃれたやうに血(ち)を流(なが)して...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...石や植込の多い庭にだかれてるしゃれた平家だ...
豊島与志雄 「祭りの夜」
...「しゃれたものですわね...
豊島与志雄 「霊感」
...魂のうめきなんてしゃれたものじゃありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...しゃれた囲いをつけた...
久生十蘭 「あなたも私も」
...唐草模様(アラベスク)の透かしのあるしゃれた鉄の門に変っている...
久生十蘭 「あなたも私も」
...天鵞絨(びろうど)の長椅子としゃれた小床几(ダブウレエ)がどっかりと置かれ...
久生十蘭 「キャラコさん」
...この画面の下のほうにしゃれた横体で T. Lautrec とサインがしてありそうだった...
久生十蘭 「だいこん」
...しゃれた服を粋に着こなし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...かなりしゃれた作りですな...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「衣裳戸棚」
...三条辺でしゃれた作りの家なのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しゃれた洋装のマダムが通りかかってね...
山本周五郎 「季節のない街」
...「しゃれたまねをしやがるな」前髪立ちでも...
吉川英治 「江戸三国志」
...「しゃれたまねをおしでない...
吉川英治 「江戸三国志」
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