...僕は当時小耳(こみみ)に挟(はさ)んだダンチェンコの洒落(しゃれ)を覚えているからである...
芥川龍之介 「カルメン」
...洒落(しゃれ)にもな...
泉鏡花 「歌行燈」
...「三千子さんは随分おしゃれだったと見えて...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...しゃれてこう書いて寄こしたのですが...
太宰治 「新釈諸国噺」
...つまらぬ洒落(しゃれ)を言い...
太宰治 「竹青」
...のべつぼそぼそ言っていて――よくも厭(あ)きずにいらっしゃれるものねえ! (さびしそうに)あたし...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...そしてまた最もおしゃれらしくなく...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...それで此樣(こん)なことを思(おも)ふのか?此(この)心(こゝろ)が狂(くる)うたか?……おゝお手(て)をおこしゃれ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...しかもその洒落(しゃれ)た家がほとんど一軒ごとに趣(おもむき)を異(こと)にして...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...「そう依故地(えこじ)を仰(おっ)しゃればそれまでです」「御前は人を理窟ぽいとか何とかいって攻撃するくせに...
夏目漱石 「道草」
...年を取っても貧乏しても気の若さと洒落(しゃれ)っ気(け)には何の変りもありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お洒落(しゃれ)で気が強くて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何かの突飛(とっぴ)な洒落(しゃれ)のように...
萩原朔太郎 「ウォーソン夫人の黒猫」
...なかなかの洒落者(しゃれもの)である僕は着物を奪われてしまったかと思うと泣きたくなるのであった...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...自分のために一寸おしゃれした気になって大いにはりきっているのを御覧になるおかしさ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...出て行けとおっしゃれば――誠 (子供のようにすすりあげる相手が憐れになればなる程イライラして来る)そんな! そんな事を僕は...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...ちょっとしゃれた店で...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...彼は実はなかなか洒落者(しゃれもの)で...
吉川英治 「宮本武蔵」
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