...大きい振袖でしゃなりしゃなりと歩いているその度ごとに帯が可憐に揺れる...
上村松園 「絵筆に描き残す亡びゆく美しさ」
...しゃなりしゃなりと歩く身振りをして見せる...
高見順 「如何なる星の下に」
...しゃなりしゃなりと歩いている...
太宰治 「女の決闘」
...もうこの頃では稽古(けいこ)に行くにも着流しのまましゃなりしゃなりと出かけると云う風で...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...しゃなりしゃなりとやっている...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...しゃなりしゃなりと彼女の涼しげな姿が...
徳田秋声 「仮装人物」
...しゃなりしゃなりとはいって来て...
中里介山 「大菩薩峠」
...しゃなりしゃなりと...
中里介山 「大菩薩峠」
...出雲の阿国(おくに)がしゃなりしゃなりと静かに乗込んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...角かくしをつけた花嫁姿になって加賀染の裲(うちかけ)の褄をとってしゃなりしゃなりと出て来て踊ったりする...
久生十蘭 「生霊」
...着飾った女性が真夜中にしゃなりしゃなりと歩いては注目を引きかねない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...しゃなりしゃなりと楽屋入りをしやがるたあ...
正岡容 「圓朝花火」
...しゃなりしゃなりと楽屋入りをしやがるたあ何てえチョボ一だ...
正岡容 「小説 圓朝」
...しゃなりしゃなりと歩き続ける...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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