...ほんのちょっとでも箒(ほうき)の柄や柄杓(ひしゃく)をふりあげようものなら...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...隣家の方に向って二重頤をしゃくった...
海野十三 「深夜の市長」
...少々癇癪(かんしゃく)を起していた...
江戸川乱歩 「踊る一寸法師」
...自分にも何を書いているのか判らぬくらいにくしゃくしゃと書けたらいいなと思った...
太宰治 「猿面冠者」
...もはや何も恐るべきものも仮借(かしゃく)すべきものもないらしく見えながら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...多少横柄な斟酌(しんしゃく)であって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...今夜は少し癪(しゃく)も手伝って...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...灼熱(しゃくねつ)するまでにすべてのものを嚥(の)みこむのだ...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...なお激しくしゃくり上げて来るらしかった...
北條民雄 「いのちの初夜」
...ともに今日の桝目(ますめ)の約二合(ごう)五勺(しゃく)であった...
柳田国男 「木綿以前の事」
...編笠の縁(へり)をしゃくッた二人連れの侍がある...
吉川英治 「江戸三国志」
...この柳斎がお供して、きっと都へお帰しいたしまする」「柳斎……」阿新は、初めて、少年らしい嗚咽(おえつ)をして、しゃくりあげた...
吉川英治 「私本太平記」
...むしゃくしゃしたに違いない...
吉川英治 「私本太平記」
...夜食の御斟酌(ごしんしゃく)などにはおよばん...
吉川英治 「新書太閤記」
...癪(しゃく)にさわったにちがいない...
吉川英治 「新書太閤記」
...それとも厭(いや)か……それを」「無理じゃ……」弦之丞は良心の苛責(かしゃく)と...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...あられもなく柄杓(ひしゃく)へ唇(くち)を寄せていった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...仮借(かしゃく)なく...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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