...なんの会釈(えしゃく)もなく...
田山花袋 「田舎教師」
...川島家にては平常(つね)にも恐ろしき隠居が疳癪(かんしゃく)の近ごろはまたひた燃えに燃えて...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...彼女はくしゃくしゃな顰め顔をした...
豊島与志雄 「阿亀」
...顔の皮膚をくしゃくしゃにして...
豊島与志雄 「黒点」
...かき寄せた椿の実を両手にしゃくい上げて...
豊島与志雄 「特殊部落の犯罪」
...廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)を断行する」とさけびました...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうも杓子定規(しゃくしじょうぎ)で...
中里介山 「大菩薩峠」
...気のせいか当人は学士になってから少々肥(ふと)ったように見えるのが癪(しゃく)に障(さわ)る...
夏目漱石 「琴のそら音」
...法律以上に研究解釈(かいしゃく)して...
新渡戸稲造 「自警録」
...選(よ)りどりにしゃくえた...
長谷川時雨 「モルガンお雪」
...イワン・アントーノヴィッチが顎を一つしゃくると...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...同女が藤堂(とうどう)伯爵邸(はくしゃくてい)の老女となりて...
福田英子 「妾の半生涯」
...今少し情状を酌量(しゃくりょう)になって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...何が癪(しゃく)に障っていたのだか...
森鴎外 「雁」
...たいしゃくさまがどっちの方角に当るかなんて...
山本周五郎 「季節のない街」
...燈明は一勺(いっしゃく)の油の作用であり...
吉川英治 「新書太閤記」
...降参の索超(さくちょう)を加えて一酌(しゃく)汲(く)もうと約していたのに...
吉川英治 「新・水滸伝」
...癇癪(かんしゃく)まぎれに...
吉川英治 「源頼朝」
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