...しかし正井はしゃあしゃあとして平気なものだった...
有島武郎 「或る女」
...この先十町ばかりの湯田中(ゆたなか)という所へ宿を見付けておきました」しゃあしゃあとしていう番頭の面(つら)が癪(しゃく)に触ってならなかった...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...緊張して、なかなか出てこない小便も、やがてなれれば、しゃあしゃあと、音までしゃあしゃあと出せるようになったが、ビールのコップにそっくりのコップに、ビール色をした小便をたたえて、その自分の小便を、はいと差し出して、人さまのお眼にかけるというのも、工合の悪いものだった...
高見順 「いやな感じ」
...なんて言ったらいいかしら」しゃあしゃあと...
高見順 「いやな感じ」
...しゃあしゃあと書けたであろう...
太宰治 「俗天使」
...しゃあしゃあとしてお食事(とき)へ出ようとしていやがる!』こう肚(はら)の中で考えた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...それにあの時のしゃあしゃあとした態度はどうだ! 誰にだって大体の想像はつかあね...
豊島与志雄 「神棚」
...然し君自身が余りしゃあしゃあとしてるから...
豊島与志雄 「反抗」
...しゃあしゃあとして...
中里介山 「大菩薩峠」
...しゃあしゃあとして放尿をやらかしたりするかと見れば...
中里介山 「大菩薩峠」
...いわばしゃあしゃあとしたもので...
中里介山 「大菩薩峠」
...のこのこしゃあしゃあとして...
中里介山 「大菩薩峠」
...しゃあしゃあとして...
中里介山 「大菩薩峠」
...しゃあしゃあとこの小さい貴婦人の椅子の中で眠ったりして...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...いけしゃあしゃあと黄色い花をつけている様子はあたかも道ばたで摘(つ)んできたかのよう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...しゃあしゃあとしてこう返答するであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...しゃあしゃあと出てったわよ」魚屋へいったときの話もあるが...
山本周五郎 「季節のない街」
...しゃあしゃあと仰せられましたね...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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