...下様(しもざま)な雑人(ぞうにん)だと見えて...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...子供と狂人(きちがひ)6・14(夕)故人ルウズヴエルトの沢山(どつさり)ある子供の一人が――誰だつたか名前は一寸思ひ出せないが――幼い頃公園の木(こ)かげで下様(しもざま)の身なりの汚い子供達と一緒に遊んでゐた事があつた...
薄田泣菫 「茶話」
...そんな下様(しもざま)の子供達と一緒に遊ぶものぢやありません...
薄田泣菫 「茶話」
...下様(しもざま)の子供だなんて...
薄田泣菫 「茶話」
...あゝ云う高貴なお方には却ってしもざまのはやりうたのようなものがお耳あたらしいのでござりましょう...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...しもざまの者は確かでないこともほんとうらしく話にいたすものですが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...下情(しもざま)のことに通じぬ人とすれば無理はないが...
吉川英治 「剣難女難」
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