...そこにもこゝにも蜩がしづかにしめやかに鳴きかはしてゐた(みん/\蝉は先日来いくたびも聴いたが)...
種田山頭火 「行乞記」
...飲んでも酔はない二人であるく(樹君に)日記といふもの改作再録・ゆふなぎしめやかにとんでゐるてふねてゐるてふ・病みて寝てまことに信濃は山ばかり・ちんぽこもおそそもあふれる湯かな(千人風呂)山があれば山を観る雨のふる日は雨を聴く春...
種田山頭火 「其中日記」
...虫の声がしめやかに...
種田山頭火 「其中日記」
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中原中也 「山羊の歌」
...」と女はしめやかに云つた...
長與善郎 「青銅の基督」
...しめやかに落し出して...
夏目漱石 「草枕」
...しめやかに降り灑(そそ)いでゐた戸外の雨の音が...
南部修太郎 「猫又先生」
...しめやかに納棺を待つて居り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
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萩原朔太郎 「青猫」
...しめやかに薫郁するところの香料と沒藥と...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...黒い風琴おるがんをお彈きなさい 女のひとよあなたは黒い着物をきておるがんの前に坐りなさいあなたの指はおるがんを這ふのですかるく やさしく しめやかに 雪のふつてゐる音のやうに…………...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...宗教のはげしい感情 そのふるへけいれんするぱいぷおるがん れくれえむ!お祈りなさい 病氣のひとよおそろしいことはない おそろしい時間(とき)はないのですお彈きなさい おるがんをやさしく とうえんに しめやかに大雪のふりつむときの松葉のやうにあかるい光彩をなげかけてお彈きなさいお彈きなさい おるがんをおるがんをお彈きなさい 女のひとよ...
萩原朔太郎 「定本青猫」
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萩原朔太郎 「ものごころ」
...しめやかに埋葬できる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...しめやかにお話をあそばすうちに夜になった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...夜に入りて雨の音しめやかに...
夢野久作 「白くれない」
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若山牧水 「熊野奈智山」
...おしなべて汽車のうちさへしめやかになりゆくものか渓見えそめぬたけながく引きてしらじら降る雨の峡(かひ)の片山に汽車はかかれりいづかたへ流るる瀬々かしらじらと見えゐてとほき峡の細渓秋の...
若山牧水 「渓をおもふ」
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