例文・使い方一覧でみる「しぼる」の意味
スポンサーリンク...二昼乳（ひるちち）をしぼる刻限（こくげん）になった... 
伊藤左千夫 「箸」
...花前の乳しぼる姿勢（しせい）ははなはだ気にいった...
伊藤左千夫 「箸」
...やっ！」ふりしぼるような叫びごえが...
海野十三 「空中漂流一週間」
...手拭（てぬぐい）をしぼる...
海野十三 「爆薬の花籠」
...山の中へ這入って行って漆の樹からうるしの汁をしぼるんです...
谷崎潤一郎 「紀伊国狐憑漆掻語」
...・みちはうねつてのぼつてゆく春の山・これでも住める橋下の小屋の火が燃える・放送塔を目じるしにたづねあてた風のなか・さてどちらへ行かう風のふく・招かれない客でお留守でラヂオは浪花節・さんざ濡れてきた旅の法衣をしぼる若松病院・病人かろ／″＼とヱレ（マヽ）ーターがはこんでいつた戸畑から若松へ...
種田山頭火 「其中日記」
...ちょっと腹をしぼると...
豊島与志雄 「山上湖」
...でも時おりしぼるような溜息がもらされて...
アネッテ・フォン・ドロステ＝ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...胸をしぼるがごとく...
永井隆 「この子を残して」
...しぼるやうに陣痛をこらへたので...
長谷川時雨 「四人の兵隊」
...腹の底からの嬉しさに歓呼の声を振りしぼる少年たち！赭土の崩れる峠の上で声を涸らして父母と姉弟が叫びながら...
槇村浩 「間島パルチザンの歌」
...お客からしぼることも出来ねえし――」と...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...お前は！しぼる様な細い声で云う...
宮本百合子 「葦笛（一幕）」
...乳（ちち）をしぼることさえもできませんでした...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...稽古着はしぼるほどだったが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...着ていた合羽を両手にしぼると...
吉川英治 「江戸三国志」
...百倍も千倍も大困難になってきたわえ」腸（はらわた）をしぼるような万吉の呻（うめ）きをきいて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「うぬッ！」と組みついてたすきにしぼる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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