...しばく(シの誤か)は必死に打ち合いけるが...
芥川龍之介 「伝吉の敵打ち」
...芝草(しばくさ)が一面(めん)に生(は)えて居(お)り...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...林の下は青毛氈(あおもうせん)を敷いたように芝草(しばくさ)が生えていた...
田中貢太郎 「山寺の怪」
...しばく突っ立っていたが...
豊島与志雄 「化生のもの」
...彼が厭(いや)に執拗(しつよう)にあまりしばしばくり返すのを気づいた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...また勅命によって孫子(そんしばく)と山(てきざん)とを題とせる詩を作ったことは文明十二年の日記に見え...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...暫くの間濡れた芝草(しばくさ)の上に顏をつけたまゝ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...支麦(しばく)以後ようやく腐敗してまた拯(すく)うに道なからんとす...
正岡子規 「俳人蕪村」
...支麦(しばく)以後漸(ようや)く腐敗してまた拯(すく)ふに道なからんとす...
正岡子規 「俳人蕪村」
...蕉門も檀林も其嵐(きらん)派も支麦(しばく)派も用ゐるに難(かたん)じたる極端の俗語を取て平気に俳句中に挿入(そうにゅう)したる蕪村の技倆は実に測るべからざる者あり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...支麦(しばく)の如き没趣味の作を為さざる処...
正岡子規 「俳人蕪村」
...線路のへりになったみじかい芝草(しばくさ)の中に...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...嘉十は芝草(しばくさ)の上に...
宮沢賢治 「鹿踊りのはじまり」
...千金翼方は千金方と同じく孫思(そんしばく)の撰と称せられてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...しばしばくつがえした...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...芝草(しばくさ)がたいそううすいために...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...しばしばくりかえされていた神の故郷...
柳田国男 「海上の道」
...しばしばくに子の肌着や下の物なども洗うので...
山本周五郎 「季節のない街」
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