...芝草(しばくさ)が青々とのびだしています...
豊島与志雄 「風ばか」
...彼が厭(いや)に執拗(しつよう)にあまりしばしばくり返すのを気づいた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...暫くの間濡れた芝草(しばくさ)の上に顏をつけたまゝ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...営舎(えいしゃ)の高窓(たかまど)ががた/\と揺(ゆ)れるばったのやうに塀(へい)の下(した)にくつゝいてゐる俺(おれ)達の上を風(かぜ)は横(よこ)なぐりに吹(ふ)き芝草(しばくさ)は頬(ほゝ)を...
槇村浩 「一九三二・二・二六」
...支麦(しばく)以後漸(ようや)く腐敗してまた拯(すく)ふに道なからんとす...
正岡子規 「俳人蕪村」
...蕉門も檀林も其嵐(きらん)派も支麦(しばく)派も用ゐるに難(かたん)じたる極端の俗語を取て平気に俳句中に挿入(そうにゅう)したる蕪村の技倆は実に測るべからざる者あり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...支麦(しばく)の如き没趣味の作を為さざる処...
正岡子規 「俳人蕪村」
...線路(せんろ)のへりになったみじかい芝草(しばくさ)の中に...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...線路のへりになったみじかい芝草(しばくさ)の中に...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...嘉十は芝草(しばくさ)の上に...
宮沢賢治 「鹿踊りのはじまり」
...嘉十(かじふ)は芝草(しばくさ)の上(うへ)に...
宮澤賢治 「鹿踊りのはじまり」
...按ずるに孫思(そんしばく)は旧新唐書に伝がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...しばしばくつがえした...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その上に枝や芝草(しばくさ)がたくさんおいてあります...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...芝草(しばくさ)がたいそううすいために...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...しばしばくに子の肌着や下の物なども洗うので...
山本周五郎 「季節のない街」
...旭城の小柴宮内(こしばくない)は...
吉川英治 「上杉謙信」
...実に悪辣な野郎だ』しばく沈黙している間に...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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