...丸髷、つぶし島田、先笄、勝山、両手、蝶々、三ツ輪、ふく髷、かけ下し、切天神、割しのぶ、割鹿子、唐団扇、結綿、鹿子天神、四ツ目崩し、松葉蝶々、あきさ、桃割れ、立兵庫、横兵庫、おしどり(雄)と(めす)とあり、まったく賑やかなことであって、いちいち名前を覚えるだけでも、大変な苦労である...
上村松園 「髷」
...水戸烈公の子慶喜(よしのぶ)をして一橋家を継がしめ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...下谷の忍川(しのぶがわ)の如きその名のみ美しき溝渠(こうきょ)...
永井荷風 「日和下駄」
...慶喜(よしのぶ)がと呼んでいる...
中里介山 「大菩薩峠」
...昔しの人をしのぶ種も沢(さわ)なり」...
中谷宇吉郎 「『団栗』のことなど」
...暗(やみ)にうもれて君しのぶ時心あひの友といふをもはゞかりしかひなき我は世にのこれども峰百合子女史は...
長谷川時雨 「大塚楠緒子」
...軒につり忍艸(しのぶ)...
樋口一葉 「たけくらべ」
...『忍恋(しのぶこい)』の部に入る歌枕だから...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...その人をしのぶ事だけの浪路だった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...そのさきの宮仕の短い日をしのぶも生絹(すずし)の思いはかなんだ日の仕草(しぐさ)であった...
室生犀星 「荻吹く歌」
...それを斷つてやはり用なしのぶらぶら歩きをつづけた...
室生犀星 「京洛日記」
...三世かけてむつびあふまでおいせずばむかしをしのぶけふにあはめや...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...昔をしのぶのに留めている...
柳田国男 「故郷七十年」
...「短刀のことはここでうかがいました」としのぶは切り口上で云った...
山本周五郎 「末っ子」
...しのぶは黙って聞いていたが...
山本周五郎 「末っ子」
...昔をしのぶ名物再興と...
山本笑月 「明治世相百話」
...甲斐の信玄の嫡男(ちゃくなん)太郎義信(たろうよしのぶ)に...
吉川英治 「新書太閤記」
...そちの仕えまいらす当主の世子(せいし)吉孚(よしのぶ)を...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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