...彼はとうとうしどろもどろに...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...我(わが)毛利先生はいつもよりさらにしどろもどろになって...
芥川龍之介 「毛利先生」
...しどろもどろの返答をしながら...
海野十三 「怪星ガン」
...説明もしどろもどろであった...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...しどろもどろになります...
太宰治 「新ハムレット」
...槍の扱いがしどろになってしまうから見物が...
中里介山 「大菩薩峠」
...しどろもどろの体(てい)となりましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...少ししどろもどろです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――」内儀は唯しどろもどろに續けます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...汗もしどろに、摘みためたのをすぐ運んでゆくのだつた...
長谷川時雨 「桑摘み」
...しどろもどろに前章の一条を物語った末...
久生十蘭 「魔都」
...しどろもどろに叫びだした...
久生十蘭 「無月物語」
...被告は益益萎縮して益益しどろのことを云ひ立てる...
平出修 「公判」
...頭も乱次(しどろ)になり...
二葉亭四迷 「平凡」
...直ぐには登れないしどろな足もとを自分のちからで立ち停らうとしたが...
室生犀星 「はるあはれ」
...彼のしどろもどろな口吻(くちぶり)を怪しんで...
吉川英治 「三国志」
...しどろに乱して脅(おびや)かした...
吉川英治 「新書太閤記」
...任原は二ツ三ツしどろ足を踏んでよろけた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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