...「わたしが事務長をしとります...
有島武郎 「或る女」
...「ばか!……このごろこの女は少しどうかしとりますよ...
有島武郎 「或る女」
...私はすべての議論が何時でも何(ど)の人達のでもお仕舞ひにはつまらない言葉のあげあしとりになつて...
伊藤野枝 「青山菊栄様へ」
...なんにもしとりゃせん」「しとるかしとらんか...
橘外男 「仁王門」
...慶応へ行っとる伜(せがれ)なんか大笑いしとりました...
谷譲次 「踊る地平線」
...聯隊が駐屯しとりまして...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「熊」
...不具二人寄って一人前の虫採(むしとり)をしたものだ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...」と気をとりなおしとりなおしても...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...しかしとりたてて尊敬してもゐはしない...
中原中也 「青年青木三造」
...以上は折角の材料を少しとりとめもない話にしてしまったが...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究後日譚」
...感想をなにがしとりまとめてみよう...
服部之総 「望郷」
...われらはつづいて東鳥島(ひがしとりしま)の敵飛行根拠地を攻め...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...戦さは無常の風じゃと申しとります...
本庄陸男 「石狩川」
...卑劣なあげあしとりを自己の合理化と宣伝とに利用するもの革命の寄生虫―――ルンペン・プロレタリアートに呪あれ!わたし...
槇村浩 「誤って健康を伝えられた同志たちに」
...西鳥越(にしとりごえ)の方へ越して行きましたよ...
森鴎外 「雁」
...速(すみやか)に私御召捕(おめしとり)に相成...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...また美作久米郡倭文(しとり)東村大字戸脇字悪多位(あくたい)は...
柳田國男 「地名の研究」
...三八年取直(としとりなお)し年まわりの悪い人たちが...
柳田国男 「年中行事覚書」
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