...そうしつこく言うと...
高見順 「如何なる星の下に」
...とわざとしつこく云つたりした...
武田麟太郎 「一の酉」
...しつこくすゝめるのには閉口した...
種田山頭火 「其中日記」
...おつたがなんべんとなく茂兵衛(もへえ)を呼び止めるのがいったいならくどくしつこく感ぜられるはずであるが...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...あなたはそれをしつこくおききになりませんでした...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「黄色な顔」
...時によると随分しつこく彼にふざけました...
豊島与志雄 「香奠」
...けんかでもしたんじゃあるまいな?」老人はしつこく尋ねました...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...才蔵は随分しつこく戯れたもので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...そこで水を汲んでいるのは」しつこく繰返して井戸端へ寄った神尾主膳...
中里介山 「大菩薩峠」
...そんなことをしつこくたずね廻った私というものの愚かさが...
中里介山 「大菩薩峠」
...双眼鏡でしつこくあとをつけ廻すので...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...平岡は酔ふとしつこくなる男であつた...
夏目漱石 「それから」
...村の老婆にしつこく年齢を訊ねられてゐた...
原民喜 「小さな村」
...彼の漆黒(しつこく)の眉の下に大きく見開かれた瞳の中でぞつとするほどひしめき合つた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...しつこく ついてくる カケスにも ますます はらが 立ってきました...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう やく 「きつねめさんのはなし」
...しつこく監視していた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...それが貴島のありかをしつこく私に尋ねた...
三好十郎 「肌の匂い」
...想像がこのことにしょっちゅう・しつこく・からみつくからなのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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