...しっかりとつかむ事はどうしてもできず...
有島武郎 「或る女」
...クロモゾームの配列の具合がしっかりとは見極められないので...
有島武郎 「星座」
...折り曲げた左手に桃色のリボンをしっかりと握り...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「青い風呂敷包み」
...母様の頸(くび)へしっかりとしがみつくのでした...
竹久夢二 「少年・春」
...かなりしっかりと歩いていった...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...しっかりと気を持たなくてはいかん」「いや...
中里介山 「大菩薩峠」
...しっかりと抱え込んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...しっかりとハッピの肩に手を掛けて...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...彼は手に舟板(ふないた)一枚と洋傘(こうもり)一本とをしっかりと握りしめていた...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...今のところしっかりと手ににぎっているため...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...大きく拡り深く根をはるドイツ語でしっかりと伸びた果樹をつくり...
三木清 「私の果樹園」
...しっかりと生きてゆく男女の人間としての生活の上に...
宮本百合子 「悔なき青春を」
...自身をしっかりと歴史に立たせるために...
宮本百合子 「現代の主題」
...いきなりしっかりと抱いてキッスをする...
三好十郎 「冒した者」
...村子の腰をしっかりと抱きしめる...
三好十郎 「胎内」
...そして彼の霊魂をそれほどまでにしっかりとつかんでいたから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...しっかりと口を押えたまま...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...妻は顎(あご)をひいてしっかりと頷いた...
横光利一 「花園の思想」
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