...片足でしっかりと立っていて...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「しっかり者のすずの兵隊」
...底部は藁繩でしっかりとくくられ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...しっかりとおさえつけた...
海野十三 「火星兵団」
...そして眼をつぶって差し出した私の手を探偵もしっかりと握ってくれた...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...扉という扉はすべて内側からしっかりと鍵がかけられてあって...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...おれの心臓をしっかりとつかんでしまって悩ましさのために心臓が溶けて流れ出さないばかりだった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...その戸口をしっかりと内から抑えたままです...
中里介山 「大菩薩峠」
...しっかりとつかまれてしまう...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...彼女達は私の魂をしっかりと繋ぎとめてるんだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...腰をぬかさぬようにそのへんの蝶番をしっかりと留めておけ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...両手も両の足首も死刑執行の型通りにしっかりと括られ...
久生十蘭 「魔都」
...それでも、絵本と果物とを入れた紙包みを落すまいとして、しっかりと、胸に押しつけた...
火野葦平 「花と龍」
...老人の耳にしっかりと届いていた...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...しっかりと足を踏まえてこの敵を受けとめることを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一五八〇年の序文に述べているような態度方針をしっかりと把握したのであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...貧しい着換え包の中に亡き妻の位牌(いはい)をしっかりと納め...
山本周五郎 「おもかげ抄」
...それだけでも心がしっかりとするものだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...その腕を自分の小脇にしっかりとつかみ取りました...
吉川英治 「江戸三国志」
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