...ところが、そのとたんに、また、あのゆうれいに、しっかりと、しがみつかれてしまいました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「アンネ・リスベット」
...一体どういうわけであのしっかりとしたおとよさんが...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...しっかりと捉えているのだ...
海野十三 「火薬船」
...両脚をつよくしっかりと踏みはだかって...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...両腕に彼女をしっかりと抱き締めた...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...蜂はさらにしっかりとからだの構えをなおして...
寺田寅彦 「小さな出来事」
...妻は両腕でしっかりと私を抱き止めて...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「暗号舞踏人の謎」
...しっかりと抱き合って横になりました...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...釣瓶(つるべ)を車へしっかりと噛ませておいて...
中里介山 「大菩薩峠」
...「とうとう、一緒になったなあ」「ウフフ……」顔見あわせて、奇妙な含み笑いをしあう二人の心は、この結合の宿命を、おたがいの胸で、しっかりと、うなずきあっているようであった...
火野葦平 「花と龍」
...というのは船は非常にしっかりと...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...初めに言った窓は内からしっかりとしめてあった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...しっかりと抜き出しましたの...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...はなはだ完全に・しっかりと・胸のおく深く・これを抱きしめる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...寒藤先生の口はますますしっかりと...
山本周五郎 「季節のない街」
...たぶんもういちどしっかりと自分の心をひきしめる機縁にもなって呉(く)れるだろう...
山本周五郎 「日本婦道記」
...けれど心のきまったしっかりとした口調で云った...
山本周五郎 「日本婦道記」
...鉈をしっかりと掴んだままの死体になって...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
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