...大象の足にまがはうずしたたかな手を大地について...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...したたかな柳の太杖で...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...どこかしたたかな感じがするのも...
梅崎春生 「Sの背中」
...城介はしたたかな平手打ちを加えた...
梅崎春生 「狂い凧」
...よほどしたたかな奴だったに違いありません...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...額やや禿(は)げて目じりたれ左眼の下にしたたかな赤黒子(あかぼくろ)あるが...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...彼女はとにかくしたたかな娘で...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...まさに弾劾だな」小杉卓二のようなしたたかな男も...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...したたかな棕梠(しゅろ)縄...
野村胡堂 「古城の真昼」
...したたかな魂の宿っていることを平次は見逃すわけはありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...したたかな親爺ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...したたかなところがあるので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...なかなかしたたかなやつで...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...海千山千のしたたかな修練を積んだ女...
火野葦平 「花と龍」
...それが三回のしたたかな疝痛と取りかえっこでは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...したたかな目にあわせたな」「それが...
吉川英治 「私本太平記」
...したたかな酒豪らしく...
吉川英治 「新書太閤記」
...そうしてそのしたたかな才能とが...
和辻哲郎 「鎖国」
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