...御自身(ごじしん)采配(さいはい)を振(ふ)って家人(がじん)を指図(さしず)し...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...少しずつでも水が引けば寝ても寝心がいい」「さっきおとっさんおもしろかったよ...
伊藤左千夫 「水籠」
...しょうじとはんたいがわのふすまが、しずかに、音もなくひらき、ひとつの黒い影のようなものが、スーッと、ゆりかさんのそばに近づいてきました...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...しずまりかえっています...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...うす暗い部屋はシーンとしずまりかえって...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...万事に少しずつかかわって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...虫唾(むしず)の走るほど嫌われながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...お銀様にかしずいて鳴海の宿を先発して...
中里介山 「大菩薩峠」
...眼鏡の硝子に溜った雫(しずく)をぬぐって...
中島敦 「プウルの傍で」
...正月になって少しずつ快方に向って行った...
中谷宇吉郎 「『団栗』のことなど」
...やがて船首をたれてしずかに雲の中へ沈んで行ってしまいました...
宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」
...すこしずつ勉強することをすすめて...
村山俊太郎 「石をしょわずに」
...後からしず...
森本薫 「女の一生」
...少しずつの合理化が試みられているが...
柳田国男 「海上の道」
...五御方は満足らしく頷(うなず)いて、言葉しずか、息薫(かんば)しい京訛(なま)りで、自分の生立ちを物語りだした...
吉川英治 「剣難女難」
...正成のしずかな眸は...
吉川英治 「私本太平記」
...生きもののような岩の肌からしたたる雫(しずく)が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...少しずつ色の違うさまざまの若葉が...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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