...明日から蜆(しじみ)をすこし譲って呉れと頼みこんだ...
梅崎春生 「黄色い日日」
...翌日から彼は三度三度蜆(しじみ)汁をのんだ...
梅崎春生 「黄色い日日」
...昨日一日食べた蜆(しじみ)のからを...
梅崎春生 「黄色い日日」
...なるほど蜆(しじみ)なら重い筈だと思いながら...
梅崎春生 「蜆」
...一三 兵庫縣美嚢(みなぎ)郡志染(しじみ)村...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...しじみ売りは「スズメガイホー」と呼び歩いた...
寺田寅彦 「物売りの声」
...名物の蜆汁(しじみじる)だの看板の芋の煮ころがしに...
徳田秋声 「仮装人物」
...女中が持運ぶ蜆汁(しじみじる)と夜蒔(よまき)の胡瓜(きゅうり)の酸(す)の物秋茄子(あきなす)のしぎ焼などを肴(さかな)にして...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...あなたなるは瀬田のしじみ汁...
中里介山 「大菩薩峠」
...しじみちょうは、「そんなことはありません...
新美南吉 「木の祭り」
...摺鉢の蜆(しじみ)ッ貝をゆする音がざくざく...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...三八が蜆汁(しじみじる)と云うようになって居て...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...他人の前では蜆貝(しじみがい)と縮まるお勢の事ゆえ...
二葉亭四迷 「浮雲」
...出て、多幸平へ入り、鯛さし、小芋、目板、しじみ汁、天ぷら、バタやき等食って、座へ出る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...小さなしじみ貝を沈めて流れてゐる...
北條民雄 「無題※[#ローマ数字1、1-13-21]」
...「この蜆(しじみ)...
正岡容 「小説 圓朝」
...「おらあそれで七つの年から蜆(しじみ)を売りに出たもんだ」母親が後夫をむかえ...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...宿の前の湖でとれた魚や蜆(しじみ)をいろいろに料理してたべさせてくれたのも嬉しかつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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