...至極(しごく)結構な出来だと思ふ...
芥川龍之介 「俳画展覧会を観て」
...何(なに)をするにも至極(しごく)あっさりしていまして...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...生乾きの掌で数珠(じゅず)をしごくような音だった...
梅崎春生 「庭の眺め」
...作者も至極(しごく)たのしい...
海野十三 「『十八時の音楽浴』の作者の言葉」
...しごく妙だろうと思われるので...
大杉栄 「男女関係について」
...不届至極(ふとどきしごく)の堂じゃ」六郎はそう云ってから堂の方へ往った...
田中貢太郎 「頼朝の最後」
...小倉の寝十方花庵を訪ねる、庵主不在、奥様と話しながらよばれる、酒は飲んでも飯は食べない、お嬢さんはホガラカで、しごくよろしい...
種田山頭火 「其中日記」
...落第(らくだい)しても母に対して尤至極(もつともしごく)な申訳(まをしわけ)ができると思ふからであつた...
永井荷風 「すみだ川」
...あれも学才があって教師には至極(しごく)だが...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...木綿(もめん)の紋付の羽織に小倉(こくら)の袴(はかま)を着けて至極(しごく)真面目そうな書生体(しょせいてい)の男である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...上さまのおすがたをおかしたてまつるふとどきしごくの曲者...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...グイと掴んだ女の腕をしごくと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いえ別段(べつだん)これといふ物(もの)も御座(ござ)りませぬとて至極(しごく)曖昧(あいまい)の答(こた)へなり...
樋口一葉 「うつせみ」
...二十歳の娘にとってしごく当然であり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...馬の鬣をしごくやうに左の手を前に出して切りに動かし...
牧野信一 「鞭撻」
...ほんとうに勿体至極(もったいしごく)もないはなしだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...あの色を青くするために緑青毒を交ぜるという不埒至極(ふらちしごく)な製造人がある...
村井弦斎 「食道楽」
...「冥加至極(みょうがしごく)のことじゃ...
森鴎外 「阿部一族」
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