...しげしげと彼の顔を眺めたが...
芥川龍之介 「路上」
...しげしげと厠に立った...
有島武郎 「親子」
...しげしげとゲルダを見て...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「雪の女王」
...しげしげと仏像の顔をのぞきこみました...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...眩(まばゆ)い彼女の盛装を上からしげしげと見おろして...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...男の顔をしげしげ眺めていた...
徳田秋声 「あらくれ」
...しげしげカフェーに通ったものだった...
豊島与志雄 「阿亀」
...ふみ枝としげしげ逢っていてそのままいつしかうとくなっていったことや...
豊島与志雄 「立枯れ」
...しげしげとお雪ちゃんの面をながめましたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...安部はしげしげと知世子の顔を見ていたが...
久生十蘭 「予言」
...この男を前に見たことは?」フィルが振り向いて棺桶の顔をしげしげ見た...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...わたしは犬といっしょにすぐ水にしずんでしまいます」父親はわたしの顔をしげしげと見ていた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...ふとハーシュは縮れ毛の可愛らしい子供が水色の水兵服を着て空気銃を持ってばらの藪(やぶ)のこっち側に立ってしげしげとハーシュの車をひいて来るのを見てゐるのに気が付きました...
宮沢賢治 「車」
...あんなにしげしげぬけ出したし...
山本周五郎 「桑の木物語」
...何、トム公のことは武藤(むとう)主任が何もかも知りぬいとるから、武藤君にやらすがよい」「じゃ、署長、ご迷惑でしょうが」と、理平が彼を客間(サロン)へ迎えようとすると、さっきから、しげしげと、トム公のすがたを見入っていた千歳の女将(おかみ)が、そのトム公の腕をつかんで引きずり上げた巡査へ向って、ていねいに、腰をかがめた...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...お綱の顔をしげしげと見なおした...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...しげしげ参るうちに...
吉川英治 「宮本武蔵」
...しげしげ見直しながら...
吉川英治 「宮本武蔵」
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