...地割入來温泉附近にては著しき地割を生じたりと云ふ...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...実に風致に乏しき地勢といわざるべからず...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...「我等は其の約束に因りて新しき天と新しき地を望み待(まて)り義その中に在り」とある(彼得(ペテロ)後書三章十三節)...
内村鑑三 「聖書の読方」
...その第一節には「われ新しき天と新しき地を見たり...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...その出版社(しゅっぱんしゃ)は慶応義塾(けいおうぎじゅく)のしき地(ち)の中(なか)にたてて...
高山毅 「福沢諭吉」
...多少内福らしき地主の家の調度...
太宰治 「冬の花火」
...千々岩は参謀本部の階下に煙吹かして戯談(じょうだん)の間に軍国の大事もあるいは耳に入るうらやましき地位に巣くいたり...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...そして今日東北の窮乏甚しき地方において...
中谷宇吉郎 「雪」
...今日我等の新しき地球上に於て...
萩原朔太郎 「青猫」
...朝日新聞に三回(『花と兵隊』『美しき地図』『陸軍』)...
火野葦平 「花と龍」
...「イシカリより溯(さかのぼ)ること十里のツイシカリは伏見に等しき地となり...
本庄陸男 「石狩川」
...ここに件(くだん)の大蛇が※蛇すなわちピゾン・レチクラツスたる最も有力な証拠はすべて蛇類は比較的新しき地質紀に蜥蜴類が漸次四脚を失うて化成した物で...
南方熊楠 「十二支考」
...北支那冬寒厳しき地に住むマカクス・チリエンシス(直隷猴)は特に厚き冬毛を具し...
南方熊楠 「十二支考」
...激しき地震によって相離れたりと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...長崎は淫風の極めて太甚(はなはだ)しき地なり...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...伏兵の配陣よろしき地勢まで逃げた...
吉川英治 「三国志」
...長浜あたりと覚(おぼ)しき地点をつらぬいて...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索