...お台所(だいどころ)の下ばたらきのしがないむすめでした...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「小夜啼鳥」
...兄貴と来たら昔からだらしがないんでしてね...
海野十三 「地獄の使者」
...貴郎もだらしがない...
海野十三 「深夜の市長」
...誰ひとり見つかったためしがない...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...だらしがないとはいえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...善八が代つて棺へ入つたぢやありませんか」「善八が代らなかつたらどうするんだ」「棺へ息拔きの穴を拵へたといふことにして誤魔化(ごまか)しや宜いわけで」「だらしがないなア...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...しがない日傭人(ひようとり)の兵隊たちは...
萩原朔太郎 「日清戦争異聞」
...お前さんもだらしがないよ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...ところが今度は行けども行けども涯しがない...
久生十蘭 「魔都」
...落語家講談師の一人一人のデリケイトな話風に立ち至ってまで知るよしがない...
正岡容 「我が圓朝研究」
...犬や猫を飼ふのはそのあはれな行末の見通しがないから飼ふのであつて...
室生犀星 「渚」
...默つてゐては果てしがない...
森林太郎 「身上話」
...誰もその逆をいったためしがない」と非難したのに対し...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...暮しがない有様です...
柳宗悦 「沖縄の思い出」
...応戦していれば果てしがない...
吉川英治 「三国志」
...復讐論にまで亙(わた)って果しがない...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...果てしがないと感じて...
吉川英治 「野槌の百」
...二度追放「お! この事にばかり心を囚(とら)われていては果てしがない...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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