...)但し最も苦しかりしは丁度(ちやうど)支那へ渡らんとせる前...
芥川龍之介 「病牀雑記」
...雷雨おびただしかりし中に...
泉鏡花 「薄紅梅」
...誠に当時の米国人(今もなおしかり)の日本の基督信者に対する態度はたいていかくのごときものであった...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...身をすててこそ楽しかりけれ――と禿筆に日頃の感懐を託した...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...獅子と親しかりき...
高木敏雄 「比較神話学」
...満堂の閻浮檀金(えんぶだごん)や宵の春或詩人の作を読で非常に嬉しかりし時...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...しかりといえどもわが邦はひとりかくのごとく自然の境遇に入り...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...人をしかり飛ばすがおやくめだからね...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...死はなかなかうれしかりき...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...クリストフは彼女をしかり飛ばして...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...其の旧友にして嘗(かつ)ては兄弟より親しかりし土田検事殿に...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...女とよりはむしろ男らしかりしことの証(あか)しにもならんかとて...
福田英子 「妾の半生涯」
...将軍にして且(か)つしかり...
正岡子規 「病牀譫語」
...この国の木で圏(わ)を画くもまたしかり...
南方熊楠 「十二支考」
...楽しかりし日のくさ/″\の象(かた)を汝達は齎(もたら)せり...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...「ひきょう、作法(さほう)を知らぬか!」と、しかりつけて、サッと槍を手もとに吸(す)う...
吉川英治 「神州天馬侠」
...』しかり、必要品の超過は減少し消失するであろう、しかしそれが問題であるのではない...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...本源すでにしかりとすれば流末において難行難解であることは当然であろう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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