...呼ぶ聲いよ/\劇しかりき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...西洋もまたしかり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...万一にもしかりとせば...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...やっと待望久しかりし生きている腸(はらわた)を手にいれたのであった...
海野十三 「生きている腸」
...5.友をもつて許し、友をもつて許さるゝてふこの凡そ至難なる業を成就したるもの、一人のやさしき妻を贏ち得たるものは、來つてその悦びを吾等と共に分て、しかり、世に唯一つの魂とたりともよし、そを眞に我がものとなづけむ程のものは!いまだかつてそのことを爲し得ざりしものはむしろ泣きつゝこの場を去るにしかず...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...しかり、この男こそ別人ならず、パリー警察界の頭(かしら)、世界に名だたる検察官、ヴァランタンであったのだ...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...苦難のはげしかりし我...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...おしかりをうけることとは存じませんでした...
ヴィルヌーヴ夫人 Madame de Villeneuve 楠山正雄訳 「ラ・ベルとラ・ベート(美し姫と怪獣)」
...日の夕暮(ゆうぐれ)に十勝(とかち)国境(こっきょう)の白茅(はくぼう)の山を石狩(いしかり)の方へと上(のぼ)った...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...武男が憤りの意外にはげしかりしを見るに及んで...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...ただしかりてやみぬ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...吉住氏が奧方の御叱(おしかり)を蒙(かうむ)つたと聞いた時から...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...しかりあまりにインテリ的な非政治的な...
服部之総 「福沢諭吉」
...無(な)くてぞ人(ひと)は戀(こひ)しかりける』とにも角(かく)にも意地(いぢ)わるの世(よ)や意地惡(いぢわ)るの世(よ)や...
樋口一葉 「經つくゑ」
...時々(じじ)狂気じみたる挙動さえ著(いちじる)しかりければ...
福田英子 「妾の半生涯」
...上州訛りの吃々(きつきつ)と不器用すぎておかしかりしが...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...この新しき井の号を袖干井(そでひのい)とつけて濡(ぬら)しこし妹が袖干(そでひ)の井の水の涌出(わきいづ)るばかりうれしかりける家に婢僕(ひぼく)なく...
正岡子規 「曙覧の歌」
...或いは寒さの激しかりし害をこうむれり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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