...しかもその騎士は兜(かぶと)の下に僕の敵の一人に近いしかめ面(つら)を半ば露(あらは)してゐた...
芥川龍之介 「歯車」
...しかめ面(づら)で恁(か)う透(すか)すと...
泉鏡太郎 「雨ふり」
...しかめ面をして苦悶(くもん)している...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...ロークはしかめ面をして...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...そのしかめ面(つら)に...
高見順 「いやな感じ」
...俺のしかめ面を北槻中尉はどう取ったのか...
高見順 「いやな感じ」
...もったいぶった言い方をするなといったしかめ面(つら)である...
高見順 「いやな感じ」
...小さな蒼いレムのしかめ面(つら)が私たちをめがけて突き出ていた...
谷譲次 「踊る地平線」
...しかめ面で玄関へ出て戸を開ける...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「曲れる者」
...勝海舟が草葉のかげでしかめ面をしているよ...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...しかめ面をして溜息をもらしながら自分の小さな部屋へつれこみ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...どうやって払いのけるのか、お前にはわかるまい!」ゲオルクは、そんなことは信じないというように、しかめ面をした...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「判決」
...しかし、視線が、若松の方に移ると、金五郎の顔が、しかめ面になる...
火野葦平 「花と龍」
...後者では肋骨ボタンをつけた上衣としかめ面とである...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「群集の人」
...不機嫌なしかめ面だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...妙な腰つき野蛮なしかめ面までもしなければ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そのしかめ面までが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...しかめ面をした)...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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