...手品師のもっているつえと同じしかけです...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...拝もうともせずに話しかけて来るのは...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...何か詩歌(しいか)の話でもしかけようかと思ったが...
徳田秋声 「蒼白い月」
...お島に話しかけたが...
徳田秋声 「あらくれ」
...彼らはやはり話しかけようともしないで...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...私に向かって一度も宗教について説教めいた話をしかけたことはなかった...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...この八幡へ喧嘩をしかけに来るから...
中里介山 「大菩薩峠」
...それに自分(じぶん)でも可成(かな)り後悔(こうくわい)しかけてゐる矢先(やさき)だつたのが...
南部修太郎 「畫家とセリセリス」
...三十人も押しかけ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ふもとぢに雪とけ、ふもとぢに緑もえそむれど、いただきの雪しろじろと、ひねもすけふも光れるぞ、ああいちめんに吹雪かけ、吹雪しかけ、ふるさとのまちまちほのぐらみ、かの火見やぐらの遠見に、はぜ賣るこゑもきれぎれ、ここの道路のしろじろに、うなゐらのくらく呼ばへる家竝に、吹雪かけ、吹雪しかけ、日もはや吹きめぐり、赤城をこえてふぶきしかけ...
萩原朔太郎 「吹雪」
...暮からしかけになっていた編物をとりだしてせっせとやっていると...
久生十蘭 「キャラコさん」
...辯護士は階段を下りながら私に話しかけた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...今度はほんとに肩を抱いて起しかけましたが...
吉川英治 「江戸三国志」
...張飛の暴を制しかけていた玄徳も...
吉川英治 「三国志」
...トロとしかけては本能的にすぐ筋肉が目をさます...
吉川英治 「私本太平記」
...森可成(もりよしなり)どのの御子息だそうですな」光秀からはなしかけた...
吉川英治 「新書太閤記」
...弦之丞が話しかけてくれはしまいかと...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...彼はわたしに話しかけるかもわからない...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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