例文・使い方一覧でみる「しか」の意味
スポンサーリンク...不眠症もかなり甚しかった... 
芥川龍之介 「夢」
...昔親しかつた人で...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...しかし今日一口に彼岸というと...
高神覚昇 「般若心経講義」
...たしか、余が子規居士の家を訪問して忘れて帰った傘を巌君が届けてくれたのかと覚えて居る...
高浜虚子 「子規居士と余」
...―――」シュトルツ夫人は眉（まゆ）を顰（しか）めてチュッ...
谷崎潤一郎 「細雪」
...叱（しか）られてばかりおりますの」お島は体（てい）よく遇（あしら）っていた...
徳田秋声 「あらくれ」
...久しぶりで故郷（ふるさと）の香をかいだようでうれしかったが...
夏目漱石 「三四郎」
...しかしてこの場合にいたり真の強（つよ）みが発揮される...
新渡戸稲造 「自警録」
...しかもいつも下車する停車場とは...
萩原朔太郎 「猫町」
...全国の警察がいま総がかりで捜索していていまだに見つからない秘密結社の首魁（しゅかい）が、こんなところにかくれていて、しかも、私に向かって落ちつき払って秘密を打ち開けているのだ...
平林初之輔 「動物園の一夜」
...と」ここのところの出来ばえがまた素晴らしかった...
正岡容 「寄席」
...しかもわたしにはけっして忘（わす）れることのできないものであった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...涙のみきりふさがれる山里は籬（まがき）に鹿（しか）ぞもろ声に鳴くという返事を...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あの友と同じいように私も貧しかったからだ...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...しかも壽阿の住所は日輪寺方だとしてある...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...それ故にまたその波紋の綾（あや）が又無（またな）く美しかったのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...しかし先に頼尚がいいつけてあったのか...
吉川英治 「私本太平記」
...「しかし、その晩には、そちを助ける気はないので、もう一人の女子だけを駕に乗せて、はるか、四谷の台を迂回（うかい）して、焔の中から逃れてきたのじゃ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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