...爐の周圍の人々と戲言(ざれごと)を交へ...
アーヴィング 高垣松雄訳 「驛傳馬車」
...姫は譯もなき戲言(ざれごと)をも...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...あるいは小児の戯言(ざれごと)のごとくに見えるやもしれぬ...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...しばらくのあいだは南の丘辺はいかなる野卑なざれごとをもこだまさせない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...浮きたる世の雜事(ざれごと)は刀の柄(つか)の塵程も知らず...
高山樗牛 「瀧口入道」
...世を捨つるとは輕々しき戲事(ざれごと)に非ず...
高山樗牛 「瀧口入道」
...婦人に戯言(ざれごと)を吐きたることなきは勿論...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...メルキオルの露骨な戯言(ざれごと)に乗せられて禿(はげ)をたたくぞとおどかしたりしながら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その面白い戯言(ざれごと)をふたたび言ってやろうとした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その威厳はその戯言(ざれごと)から少しも乱さるることなく...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...仔細は下々(しもじも)にて童子(わらべこ)どものざれごとに...
中里介山 「大菩薩峠」
...その場かぎりのざれごとだったのだ...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...初夏やブロンドの髪黒き髪ざれごとを云ふ石のきざはし欧羅巴で妙なのは女の髪の色のまちまちなことであるが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...挨拶(あいさつ)よりまず戯言(ざれごと)をいう...
二葉亭四迷 「浮雲」
...戯言(ざれごと)を言わないのは礼を欠いているからじゃない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...「鯰のざれごと」(後に「地震の国」と改題)の中に「野宿」と題して面白く記されてある...
武者金吉 「地震なまず」
...戦場に戯言(ざれごと)はない!大言したとおり...
吉川英治 「新書太閤記」
...若い者の一場(いちじょう)の戯言(ざれごと)などに気を悪うするものかと」「叱(し)ッ――」馬がうごいたのである...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??