...こういう動かすべからざる自覚を持っているくせに...
アルチバシェッフ M. Artzibaschew 森鴎外訳 「罪人」
...世の人の戀するときに愛する如く愛せざるべし...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...又は生徒の口にすべからざる語でもあるなら格別ですが...
石川啄木 「雲は天才である」
...衆説一致せざるの憂いありといえども...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...二階の人のおらざる所に...
井上円了 「おばけの正体」
...抱腹絶倒(はうふくぜつたう)せざるを得(え)ない...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...ざるから大亀を出してやりました...
豊島与志雄 「ふしぎな池」
...この三つの大罪を犯したる津軽を依怙(えこ)贔屓によって、処断せざること、天下政道の乱れ、これに優ること無し...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...ヴェルハアレンが Rubens, Van Dyck, Teniers ら十七世紀の名画を見その強烈なる色彩に感激したるは毫(ごう)も怪しむに足らざるなり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...芸術は遂に国家と相容れざるに至って初めて尊(たっと)く...
永井荷風 「妾宅」
...農事の軽からざる例は礼記(らいき)に...
中里介山 「大菩薩峠」
...子供だましのような激励には恐れ入らざるを得なかったが...
中里介山 「大菩薩峠」
...繋ぐ月もなきに」とギニヴィアは答うるが如く答えざるが如くもてなす...
夏目漱石 「薤露行」
...いずれも程好(ほどよ)き中(ちゅう)を得ざるゆえ...
福沢諭吉 「日本男子論」
...なおその独立を張(はり)て動かざるは小国の瘠我慢にして...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...僕は君のために惜しまざるを得ないのだ...
三好十郎 「俳優への手紙」
...そのまま墓としたのでおざる...
吉川英治 「大岡越前」
...嘘じゃと仰っしゃるのでござるか」「寧子(ねね)が...
吉川英治 「新書太閤記」
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