...恒藤はそんな事を知らざるに非ず...
芥川龍之介 「恒藤恭氏」
...極く長く見て五十年内だろうと判断せざるを得なくなったのであります...
石原莞爾 「最終戦争論」
...人民中宗旨を定めざるもの七百六十八万四千九百六人ありという...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...山津浪(やまつなみ)に關(かん)する注意(ちゆうい)を怠(おこた)らざること...
今村明恒 「地震の話」
...正々堂々根本的解決を期せざるべからず候...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...其力到底人性の要求を飽足するに足らざるを如何せむ...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...畢竟是の人生の歸趣に關する本末を顛倒したるところに生ずる病的現象に外ならざるのみ...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
......
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...生産機関をもって武備機関を顛覆(てんぷく)するは早晩避くべからざるの命運といわざるべからず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...吾々大衆は全く見当がつかずに戸迷って了わざるを得まい...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...身に邪心なく、真知の働く時は、思わざるに、勝ち、然らざる時には、量らざるに破れる...
直木三十五 「南国太平記」
...已(や)むを得ざる旅であったとも云えない事はない...
額田六福 「解説 趣味を通じての先生」
...今少し力強き歌ならざるべからず...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...甚だしきは家に帰りて学校の科程を復習せざる事のために食物を与へずしてこれを苦めこれを悔(く)いしめんとする者あり...
正岡子規 「病牀譫語」
...庶民の幸福の総量は減少せざるを得ない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...いかに犯すべからざる確信があるかを示すために...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...今日にあっても室生氏が未だ業ならざる者は弾丸に当って死ぬがまし...
宮本百合子 「明日の言葉」
...うごかざる間にも...
吉川英治 「三国志」
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