...「何(なに)もいざこざはない...
泉鏡太郎 「一席話」
...親類のいざこざまで...
伊藤左千夫 「紅黄録」
...わざわざこういうさびしい時刻...
海野十三 「爆薬の花籠」
...同志? いざこざを起こさぬように...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「西洋科学は素晴らしい」
...この間の晩の雑魚寝(ざこね)のような...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...雑魚(ざこ)のととまじりさ...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...なんのためにわざわざこんなものが作ってあるのか全くわからない...
寺田寅彦 「写生紀行」
...ひところの家庭の紛紜(いざこざ)で心の痛手を負った時...
徳田秋声 「縮図」
...後に紛紜(いざこざ)が起きて困ったことがあったが...
徳田秋声 「縮図」
...ざこ寝だってなんだって...
豊島与志雄 「小さき花にも」
...わざわざこんなことをして自分のところへ手紙をよこさねばならぬ必要はないはずであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...わざわざここまで調べに来たものらしいのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...わざわざここに書いたのである...
夏目漱石 「坑夫」
...僕はなにもわざわざこんな話をしやしませんよ...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...神は人間界のいざこざには一切かかわりあわないと信じさせた理由の一つではあるまいか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「まことに今宵は、大原の里のざこ寝とて、庄屋の内儀、娘、又下女下人にかぎらず、老若のわかちもなく、神前の拝殿に、所ならひとて、みだりがはしくうち臥して、一夜は何事をも許すとかや、いざこれよりと、朧なる清水、岩の陰道、小松をわけて其里に行きて、手つかむ計りの闇がりまぎれにきけば、まだいはけなき姿にて逃げまはるもあり、手を捕へられて断りをいふ女もあり、わざとたはれ懸るもあり、しみじみと語る風情、ひとりを二人して論ずる有様もなほをかし」これは今も猶俳句の季題には、古りし昔の年中行事として残つている「大原の雑魚寝」のことであるが、私の歌の意味は、「祇園の雑魚寝」はそれとは違つて、美しい舞妓達と枕を並べて寝るのだから、何となく色つぽく艶めかしいと言うのである...
吉井勇 「雑魚寝」
...むざむざここで首にいたすのはいかがとぞんじます」「奇略(きりゃく)にとんだその方(ほう)のことゆえ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...折衝のいざこざなどは...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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