...だから柘榴口(ざくろぐち)の内外は...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...石榴(ざくろ)のように肉の腐った膝頭をべろべろ舐めていたり...
芥川龍之介 「上海游記」
...石榴(ざくろ)ちよいと枝一面に蚤(のみ)のたかつたやうでせう...
芥川龍之介 「続野人生計事」
...あの人の頭は石榴(ざくろ)のように割れているんですもの」「石榴というと」「滅茶滅茶(めちゃめちゃ)になって...
海野十三 「人造人間事件」
...旧作「一人二役」や「石榴(ざくろ)」において...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...庭には梅、桜、桃、椿、山吹、夏蜜柑、紫陽花、柘榴(ざくろ)、金木犀、枇杷(びわ)、山茶花等、四季の花が咲く...
外村繁 「澪標」
...柘榴(ざくろ)の花は...
夏目漱石 「それから」
...」と栄蔵の大好物の石榴(ざくろ)を二つ出してくれた...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...眞つ逆樣に落ちて柘榴(ざくろ)のやうに頭を碎いて死んでゐたんだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ざくろの実のやうに...
林芙美子 「浮雲」
...ざくろ...
原民喜 「夢と人生」
...ざくろ石の首飾りをつけた少女へ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...鼻はいわゆるざくろ鼻というやつだが...
牧野信一 「鬼涙村」
...どうしたものか庭には柘榴(ざくろ)が一ばいに落ちておりました...
宮原晃一郎 「椰子蟹」
...窓のガラスに柘榴(ざくろ)の葉影を辷らせつつ消えていった...
横光利一 「上海」
...柘榴(ざくろ)の胚子(たね)のように白い骨が見えるほど深さもふかい...
吉川英治 「新書太閤記」
...投げられた法師は鼻の頭を柘榴(ざくろ)のようにして...
吉川英治 「親鸞」
...二人は大柘榴(おおざくろ)を...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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