...珍しくすがすがしい涼風が木の間から来て窓の白いカーテンをそっとなでて通るさわやかな天気だったので...
有島武郎 「或る女」
...高原にさわやかな風が吹き渡る時...
石川欣一 「山を思う」
...さわやかな音楽が耳に入った...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...さわやかな風はみちわたり...
壺井栄 「二十四の瞳」
...それは乾燥したさわやかな暑さとちがって水蒸気で飽和された重々しい暑さであった...
寺田寅彦 「夏」
...神様のさわやかな貴い空気を少しお前が呼吸する時にね...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...夜のさわやかな空気を吸い寝静まった街路を歩いて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...小川のさわやかな歌が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...さわやかな風が冷え冷えと肌に感じられる...
平林初之輔 「動物園の一夜」
...人生を鋭利なナイフで切ってその断面を見せたというようなさわやかな感じがある...
平林初之輔 「ルヴエルの『夜鳥』」
...さわやかな風をいれるために...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...このさわやかな心持のうすれゆかぬうちに……私はこの朝の氣持を...
水野仙子 「輝ける朝」
...すきとほつた何とも云へずさわやかなラツパの聲をききました...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...さわやかな匂(におい)...
宮沢賢治 「虔十公園林」
...さわやかな両性の友情の成り立ちが困難な原因は...
宮本百合子 「異性の友情」
...さわやかな河風に労働者の群像が捧げている数条の赤旗は...
宮本百合子 「インターナショナルとともに」
...空気がさわやかな匂いに満たされた...
山本周五郎 「青べか物語」
...日本の風呂は湯の肌ざわりや熱さの具合や湯のあとのさわやかな心持ちや...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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