...青ひげのさわやかな男が...
芥川龍之介 「偸盗」
...珍しくすがすがしい涼風が木の間から来て窓の白いカーテンをそっとなでて通るさわやかな天気だったので...
有島武郎 「或る女」
...高原にさわやかな風が吹き渡る時...
石川欣一 「山を思う」
...人々の頭上にさわやかなる風のシャワーを浴びせかけた...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...寒山寺(かんざんじ)のさわやかなる秋の夕暮を想い出すそうである...
海野十三 「人造人間戦車の機密」
...さわやかな音楽が耳に入った...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...初夏の朝のさわやかなるかな...
種田山頭火 「其中日記」
...・風は五月のさわやかな死にざま・ひよいと月が出てゐた富士のむかうから(甲州から信州へ)・日の照れば雪山のいよいよ白し・尿するそこら草の芽だらけ・こんなに蕎麦がうまい浅間のふもとにゐる江畔老に鼻頭橋まで見送られて橋までいつしよに...
種田山頭火 「旅日記」
...外で神様のさわやかな空気(くうき)を吸(す)う時(とき)なんかに……...
ロマン・ローラン 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...人の心をさわやかならしめた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...私は机に伏さったまま郊外のさわやかな夏景色を頭に描いていた...
林芙美子 「新版 放浪記」
...人生を鋭利なナイフで切ってその断面を見せたというようなさわやかな感じがある...
平林初之輔 「ルヴエルの『夜鳥』」
...」明るくたのしくみんなの声はひゞきみんなはそのそらの遠くからつめたいそらの遠くからすきとほった何とも云へずさわやかなラッパの声をききました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...すきとおったなんとも言(い)えずさわやかなラッパの声をききました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...さわやかな秋の時計の盤面(ダイアル)には...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...十七日 きょうはさわやかな上天気です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...さわやかな空気が...
山本周五郎 「山彦乙女」
...色はたくまずしてさわやかな諧調を保っている...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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