...一度は土の中にうずめて獄門のさらし首にしてやった...
江戸川乱歩 「影男」
...折柄衣山(きぬやま)にさらし首があるので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...途中前にいった衣山を通る時三つのさらし首を見た...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...私はさらし首を見たのはこれが初であった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...彼らの都市の周囲にかけられたさらし首を指さした...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...青蝋(せいろう)のようなさらし首...
吉川英治 「江戸三国志」
...櫛を抜いてさらし首の乱れ髪を梳(す)き上げてやる...
吉川英治 「江戸三国志」
...そして変り果てたさらし首の一つ一つへ眸をうつしてゆきながら...
吉川英治 「私本太平記」
...さらし首の梟(か)けならべてある台へむかって突進しかけた...
吉川英治 「私本太平記」
...小栗栖(おぐるす)の里で百姓たちに討たれた光秀どののさらし首が...
吉川英治 「新書太閤記」
...斎藤内蔵助利三(としみつ)どののさらし首がまた失(な)くなった...
吉川英治 「新書太閤記」
...なんじら、数珠(じゅず)つなぎとなって、上饒江(じょうじょうこう)の河原に、さらし首を、ならべたいのか」言い出しては、決して、言をひるがえす洪(こう)大将ではない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...明日は獄吏の手にかかって河原のさらし首となろうも知れない一寸さきの運命さえも...
吉川英治 「親鸞」
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