...晒布(さらし)の袖無を着て帶も締めず...
石川啄木 「二筋の血」
...(更科山(さらしなやま)の月見んとて...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...いい恥(はじ)さらしをするとこだった...
ソログーブ・フョードル 米川正夫訳 「身体検査」
...更級(さらしな)や姨捨山(おばすてやま)の月ぞこれ今朝(けさ)は早薪(まき)割る音や月の宿九月二十二日 姨捨行...
高浜虚子 「六百句」
...ひとつまちがえばさらしくびにもなりかねませぬ...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...○ハンケチは晒麻(さらしあさ)の白きを上等とす...
永井荷風 「洋服論」
...「何の御用でござりまする」「あの宮の辻と申すところに出ている梟首(さらしくび)のことに就いてお尋ね致しとうござるが」「あ...
中里介山 「大菩薩峠」
...右の手首のところを晒(さらし)で巻いていましたよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...初めの年は廊下の吹きさらしの寒い所を選んで有り合せの顕微鏡で写真を撮ってみたのであるが...
中谷宇吉郎 「雪の話」
...サッと玉の肌をさらしものにしたのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...頭から顏へ昆布卷(こんぶまき)にした晒木綿(さらしもめん)を解きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...公共建物をぶっ飛ばして人命を危機にさらしたやつは二十年以下の懲役刑は逃(のが)れられんぞ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...何かしら社会的な視線のもとにさらし出されているような感じになって来た...
宮本百合子 「家庭と学生」
......
室生犀星 「星より來れる者」
...口から上を晒木綿(さらし)で巻き...
山本周五郎 「さぶ」
...足は副木(そえぎ)を当てた上から晒木綿(さらし)が巻いてあるので...
山本周五郎 「さぶ」
...ふさらしい女性の通ったのを見た者はなかった...
山本周五郎 「その木戸を通って」
...「恥さらしめっ」と...
吉川英治 「親鸞」
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